たほいや

2001年10月21日
普段あまりテレビを見ないのだが、フジ721で「たほいや」という番組が再放送されている。この番組は平成5年にフジテレビの深夜枠で放送していた再放送で実に面白い。

「たほいや」は5人〜6人で行うゲームで、プレイヤーのうち1人が親となり、広辞苑から誰も知らないような単語を出題(*全てひらがな表記)し、子は、いかにも広辞苑に掲載されているようなフェイクな文章を創作し、親に提出。親は正解とそれらをシャッフルし、子が当てるゲーム。ちなみに広辞苑に掲載されていて誰も知らないような単語とは・・・

・からておどり
・たがやさん
・ちんこきり

といったような単語があり、本当に第4版の広辞苑に掲載されている単語である。
実際のゲームだと、

【からておどり】
1.東北地方で米の豊作の歳におなかをつきだして踊る踊り
2.手に何も持たず行う舞踊
3.ギリシャの数学者
4.オドリ目ホオジロ科の鳥
5.踊りながら空手をする

【たがやさん】
1.農家で豊作の祈りをするまじない
2.マメ科の高木。マレー・東インドなどに生息
3.中国に生息する蚕から獲れるまゆ
4.東北地方における水子地蔵の俗称
5.頑固でのろまな人

【ちんこきり】
1.人前でつとつとと話し出すこと
2.鉄板・銅版に穴をあける道具
3.手間賃を取って煙草の葉を刻むこと。またその業者
4.ハンガリーの三拍子の踊り。ちんこきる。
5.近畿・四国地方などで、はさみ虫のこと。潅木や岩の裏に生息する。

といった感じで提出される。当然、これらの中には正解がある。この番組を見るまで、こんな単語が存在していることすら気にもとめていなかったが、広辞苑には約22万語の単語が掲載されているそうで、
そう考えると「ことば」というのは実に置く深いものだと実感する。こんな単語ばかり国語のテストで出たら楽しいだろうな

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この「たほいや」のルーツはイギリスの古典的な家庭ゲームとして
知られたようてせあり、また王侯貴族などが英知を競いあったという説も
ある。イギリスでは「ディクショナリー」という名で知られている。


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