間違えの必然性

2004年1月19日

最近は少なくなったが、システムの仕事をよくやっていた。
システムと言っても、ガリガリとプログラムを書いたり、
LANコードをひっぱて配線を整えたり、パソコンの
セットアップをしたりという訳ではない。
いわゆるユーザー側の要望をドキュメントにして
業者(SE)に渡し、折衝したりする仕事である。
そもそもシステム屋さんというのは、魔法使いではないので、
折衝する前、ユーザー側の事をほとんど知らない訳で、
最初は、現状の運用を全て彼らに伝えなければならない。
しかし、お互い人間のやっている事なので、当然

 ・言い間違え
 ・聞き違え
 ・そんなの知っていて当然(言うまでもない)

というの事が発生する。これは知人のSEが言っていたのだが
システム屋さんでも、まったく同じ見解だそうだ。

 まあ、そりゃ、そうだよな。

ただ、違うのは、ユーザーは客で、システム屋さんは
請負だから最後は、ユーザー側の言い分が通ることが
多いとの事。きっとシステム屋さんは腹に据えかねて
いること人って多いだろうなぁ。
新しい運用を考えるのに、はじめに

 ・いかにユーザーがミスしないかように作りこむか?
 ・ユーザーがミスをした時どうするか?

という事に重点を置く。つまり設計の段階では、

『あんな事もやって、こんなことも出来るようにしたい』

とプラス思考になってしまうので、あえてNegativeな方に
考えながら作って行くといいシステムが出来上がる。

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実生活でも、最近『間違えは仕方ない』と考えるようなっている。
年齢的なものかも知れないが、そもそもこの世の中で
間違えを犯さない人なんて人間なんて存在しない。
で、大事なのはシステムの設計同様、

 『いかに間違えしないようなプロセスを心がけるかという事』

それでも間違えをしてしまった場合、

 『どうリカバリーするか?』

また、間違えだと気がついた時に、迷惑をかけた人に

 『素直に謝れるか?』

という事だと思う。意外と気がつかない話だけど、
重要な話だと思うのだけどな。


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