Gender 《社会的・文化的観点からみた性別・性差》
2004年1月26日ジェンダーフリー版「桃太郎」
昔、昔、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは川へ洗濯へ行き、おばあさんが山に柴刈りにいきました。
おじいさんが、川で洗濯をしているの大きな桃が流れてきて
中を開けると、かわいい女の子が出てきました。おじいさんと、
おばあさんは、その子に
桃子
と名づけました。
・・・(中略)・・・・
桃子は犬と雉と猿を従えて、鬼が島に向かいました。
桃子は鬼と話し合い、鬼が奪った財宝を村の人に返し
末永く幸せにすごしましたとさ。めでたしめでたし。
−−−−−−−−
割愛しているが、これがジェンダーフリー版「桃太郎」
だそうである。この話を読んで「?」と思った人は
ジェンダーフリーの概念が理解していなという事らしい。
このジェンダーフリー(Gender Free)とは上記解説を加筆すると
・男の子は泣くものではない
・女の子ははおとなしく控えめが良い
・男の子のランドセルは黒くて、女の子のそれは赤い
といった既成の概念を取り払おうという事だそうだ。
現代社会では、法の整備により、実務レベルでは遠く
及ばないが法の上での男女平等になくなった(ことになっている)
自分は、女性の多い学校や会社にいるので、
女性だから・・・
という感覚は、ほとんどない。経験上、女性だって
仕事が出来る人もいれば男性だって出来ない奴もいる。
男だろうと女だろうと仕事が出来れば何だっていいという事だ。
事実、自分の会社は外資という事もあり自分の上席が
女性だったこともあったが、特に気にした事もない。
ところが、ジェンダーフリーの概念では、それだけでは
済まないらしい。とある例だと、とある学校の
生徒会長選挙ポスターにて、立候補した女子生徒が、
花に水をやっているデザインがあったそうだ。たまたま、
この学校にジェンダーフリー論者の教諭がおり、直ちに
これを撤収したとの事。理由は
女性が花に水をやるのは、ジェンダーである
という事らしい。
う〜ん。。。。
これは正しいのだろうか?どうゆう意図で、そのポスターを作成
したか分からないが、おそらく、そこまでの意図はないと思うのが
普通であろう。
そもそも、男女平等とは何であろうか?
自分の恋人や奥さんが重い荷物をたくさんもっている姿を
見て、ジェンダーをふりかざしてもいいものであろうか?
歴史的に女性が男性に比べ、虐げられた事実は認める。
だからと言って、全てを男女というくくりで、きっかり2つに割って
しまうのは間違いだと思う。今まで、女がやって来たのだから
男もやるべきだ。というのもかなり乱暴な議論とも思える。
結果的には、こんな議論をするより、自分の周りの異性、
その人達との調和で、それぞれのジェンダーは解決するのでは
ないかな。
こんな話を友人と話し
デート代も男が持つのはジェンダーだ!
と言った所、それは間違えだと言われた。そりゃそうだな。
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