聞いた話だけなので、ホントかどうかは分からないが、最近の中学の
技術家庭科の授業では「はんだ付け」をしないらしい。考えてみれば
最近の多くの電化製品は、修理をするという前提で作られていない。
昔の電化製品は、基板にテスタを当てながら、故障箇所を推定し、
不良部品を取替えはんだを当てて修理する。しかし、パソコンなどは
特にそうだが、昨今は修理というより、だいたいの不具合原因に当たりを
つけて、キット(基板)ごと、そっくり入れ替えるという仕組みに
なっているようだ。確かにこうなれば「はんだごて」の出番はないな。
また、最近の子供はプラモデルを作る事もないらしい。と言っても
プラモデルは、存在しているらしいが、聞く話によれば我々が
子供の頃に作っていたそれとは随分とかけ離れている。
キットも安全を考慮しニッパーを使わず、ライナーから簡単に
取り外せたり、接着剤やシンナー系の塗料を使わないそうだ。理由は
 
 
 (誰にも)簡単にできるから
 ニッパー等の刃物は危ないから
 
 
という事らしい。しかし、これでプラモデルといえるのだろうか?
と思ったりする。無論、上記の話が全部信用している訳ではないが、
もし、本当だとしたらこんな事でいいのかな?

−−−

最近はインターネットやメールの普及で、物理的距離は関係なく
情報を取得する事が出来、言うなれば「情報」が飽和状態となっている。
つまり、その地域では知りえない話、その年齢では知りえない話
というのが無くなりつつあると考える。
しかし重要なのは、その「情報」を有効に活用できるか?という事である。
 
 
 「○○は知っています、以上、終わり」
 
 
のような人が多いよなぁ。「で、続きは?」という問に対しては
Silenceというケース。これではまるで意味がない。

逆に、ないならないで、想像力を働かせて考えたり作ったりするものだ。
プラモデルだって解説書通りに作るより、塗装を自分なりにアレンジして
みたりする事は、例え失敗であっても、何の疑いもなく、ニッパーや
シンナーの危険性を伴わないプラモデルよりはマシだと思う。

社会に出て分かったことだが、そのうちの一つ、社会(会社)において
重要なことはアイデア・創造する事である。
 
 
 この商品をいかに売るか?
 この業務をいかにうまく回すか?
 いかにこの飲み会を上手く仕切るか?
 いかにこのデートを上手くまとめるか?
 
 
という事。これらを実現するためには「情報」という材料は
とっても重要なファクターである。従って大事なのは「情報」があふれる
世の中においては、それら取捨選択し創造する事だと思う。
といいながらも、自分も実現しているかと言えば、出来ていないと思う。
しかし、全てにおいて、これは念頭においておくようにしている。

ところで、はんだごては何処に行ってしまったのだろうか?
はんだつけをして「ラジオ」なんて作っている高校生なんて
いないのだろうか?あの何ともいえない、ハンダの匂いは無く
なってしまったのかな。

−−−

*今日の夜ごはん

 ファミリーマート おにぎり2つ(昆布、うめぼし)

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