昼休みに外に出ると、みぞれのような雨が降っており、
しばらく経つと雪になっていた。もう3月だというのに雪とは。
3月の雪といえば、今から13年前の3月1日という日を思い出す。
この日は高校の卒業式で、やっぱり雪が降っていた。
因果なものである。

1991年というのはギリギリバブルが弾ける寸前で、日本中、まだ、
あちこちで景気がよく、カラオケボックスが出始め、槙原敬之の
「どんなときも」が流行っていた。

 
 もう13年にもなるのか
 
 
卒業式といえば、最後のホームルームで、先生の最後の話を聞き、
最後はクラスメイトで、わんわん泣くというのが、我々の時代の
王道だったが、ウチのクラスはまったく、いつも通りで、式後、
そのまま集まる訳でもなく、皆してとっとと学校を後にした。
自分も、それに従い、通っていたラーメン屋でラーメンを食べて帰った。
それ以上でもそれ以下でもない。でも、それはそれで、よかったのでは?
と2004年3月1日の淡雪を見ながら今更、思う。

−−−

満州系という理由で『赤い月』を見に行く。ストーリーは1934年に夫と
ともに満州に渡った波子は、造り酒屋を築き成功を収める。ふたりの子供
に恵まれながらも、彼女は夫以外の男性との恋も楽しんでいた。だが、
1945年にソ連が満州に侵攻、波子の栄光の日々は一瞬にして崩れ去っていく。
というようなものだが、簡単に言うと、酒屋の嫁、波子(常盤貴子)が
子供が2人いるにも関わらず、自分の家のロシア人家庭教師を忙殺し、
満州引き上げの混乱の中、貪欲に「生きるために愛する人が必要」という
強引な大義の元、男を次々の乗り換えて行くというような話。しかし、
この話、ある一方の見方によっては
 
 
 男を乗り換える口実に「生きる」を隠れ蓑にしている
 
 
ともとれる。実はこれが作り手側の思惑なのではないかな?
ストーリーはまずまずなのだが、常盤貴子に
 
 
 もっと頑張れよ
 
 
と言いたい。
 
 
 
映画の備忘録は↓でやっています。
 
http://www.geocities.co.jp/Athlete/2407/movies.htm

−−−

*今日の夜ごはん

 千里飯店 チャーハン 餃子

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