中島みゆきといえば70年代、80年代、90年代、00年代と4つ時代で
オリコン1位を世に送り出した稀代のシンガーソングライターといえよう。
現在をしても約30年も前の1975年にリリースされた「時代」という曲は、
今をもってしても決して色褪せる事はないように
 
 
 絶対的不変価値のミュージシャン
 
 
といえる。デビューしてから90年代前半までは、ほとんどテレビに出て
来ることもなく、ある意味では『神秘性』のあるミュージシャンとも
いえた。世の人達は中島みゆきというと『暗い』というイメージが
先行している。また、一時期、同世代の
 
 
 松任谷由実 = 賛美歌
 中島みゆき = 鎮魂歌
 
 
と言われた時期すらあった。しかし、その詞をよく見てみると、
『暗い』というベールの向こう側には、もっと別次元の
「中島みゆきの世界」が展開している。ここ10年くらいで、
ようやく『別次元』が世に出て来たと言った所であろうか。
従って、聞き手側が『別次元』を理解できると、本当の
彼女の素晴らしさが分かり出すとも思える。
また彼女はテレビには出ないものの、その肉声はオールナイトニッポンや
FM局で番組を持ちその内容を聞いた者は決して、彼女を『暗い』
とは言わないくらい弾けた番組であった。
 
1994年発売の LOVE OR NOTHING の中に「夢だったんだね」という曲がある。
儚く散った「恋」を切々に『夢だったんだね』に置き換えていくという
内容の曲。この歌詞に書かれている、
 
 
 身の程少し 思い知っていたら 人生に悲しみはほとんどないのに
 
 
という一節があるのだが、失恋をテーマにした曲において
これほど、綺麗に集約され、「無常」を訴える詞は、中々ないと
思われる。

−−−

9年前、当時好きだった3つ上のお姉さんと中島みゆきの
コンサートに行ったことがある。場所は横浜アリーナ。


* Tour LOVE OR NOTHING
http://www.miyuki-lab.jp/live/c1995a.shtml


後にも先にも中島みゆきのコンサートはこれだけなのだが、
特に大掛かりなセットがある訳ではないのだが、今まで見た数多の
コンサートで、こんなに素晴らしいコンサートはない。
 
 
−−−

*今日の夜ごはん

 二郎 (普通豚+煮玉、野菜、にんにく)

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