日歩計算

2004年3月9日 日常
日本人は、ひらがな、カタカナ、漢字の3文字を使う文化がある。
おそらく3つの文字を使い分けている国など世界的にも他に例がないであろう。
たしかに3つを使い分けるのは大変と言えば大変だが、例えば漢字が
思い出せない時、日本人なら「かな」で代用するが、漢字しかない中国の
場合、その字を忘れてしまったらどうするのか?というのを以前、テレビで
やっていた。この場合、中国の人は
 
 
 (書くことを)あきらめる
 
 
そうだ。いいんだか、悪いのだか。。。

−−−

社外の人との話。ヤミ金融が沈静の方向に向かっているとは言え、
社会問題になっている。この現況は「貸し側」の言葉たくみにだまされて、
気がついたら途方もない金額に膨れ上がるというのが、お約束のパターン。
しかし、実は「借り側」にも重大な問題がある。それは
 
 
 金利計算ができない
 
 
ということ。多分、小・中・高でも教えていないと思う。例えば100万円を
年利7.3%で借りたら、1年後の返済額は元金と金利でいくらになるか?
という問題。これは感覚的に
 
 
 1,000,000 × 1.073 = 1,073,000

 
というのがほとんどの人が知っていると思われる。しかし、100万円を
日歩2銭で借りたら、1年後の返済額は元金と金利でいくらになるか?
という問題は、金融関係者や年配の方以外は、結構知られていない。
 
 
 つまり日歩計算が出来ないという事。
 
 
日歩というのは、読んで字の如く1円に対して1日の利息をあらわしている。
つまり、1銭というのは、1/100円であるから、%にあらわすと
2銭は0.02% これを年に換算すると、
 

 0.02% × 365日 = 7.3 → 年間7.3%となる
 
 
となり冒頭の問題と答えが同じになる。しかし、現在は
これが知られていないため、ヤミ金融の手口にひっかかってしまう。
例えば日歩30銭だと
 
 
 0.3% × 365日 = 109.5%


となり、100万円借りると1年後には
 
 
 1,000,000 × (1+1.095) = 2,095,000


を返済しなければならない。これが理解できないと借りる人は大変な目に
あってしまう。このような実務的な計算も学校で教えるべきだと思う。
お金を借りて金利が付くのは民法・商法にも規定されている通り。
利率の計算方法は、自分で勉強するか、自分で痛い目に会わないと
分からないというのが、現状といえる。

−−−

*今日の夜ごはん

 『ケンタッキー』 チキンフィレサンド、グラタン

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