インターネットの出現もあるが、本当にテレビを見なくなった。見る番組と
いえばケーブルの野球中継、昔の番組の再放送。それと毎朝、目覚まし
かわりの「めざましテレビ」くらいで、後はテレビ自体をOFFにしている事も
少なくない。たまに同僚や友人の会話になると、自分がいかに見ていないか
という事を実感する。理由は簡単。
 
 
 番組自体が、つまらないから
 
 
特にバラエティ番組はひどい。およそ、テレビでやるような企画ではなく
15年前だったら深夜のラジオのコーナーでやっていたような番組を平然と
放映している。それも売れてるか売れていないのか分からないような芸人が
出てきて、ただ騒ぎたてているようで見ていて疲れてしまう。そんな
番組ばっかり。

今週、いかりや長介さんが亡くなったが、ドリフターズの番組というの、
それはそれは丁寧に番組を作っていたそうだ。ドリフのメンバーが、
長時間、念入りに打ち合わせをして、大きなセットを使い番組を
作成してた。志村けん氏が言うには「今では、お金がかかりすぎて、
(番組を)やらせてもらえない」と言ったほどだ。
つまり番組の作りが、いい加減になってきているのだと思う。
ドリフ全盛期のテレビのポジションと、現在のテレビのポジションを
並列にするというのも問題があるかとは思うが、例えば「芸能人」という
のは「芸を能としている人」であるから、ただ日常、そのへんに転がっている
話を掻い摘んで、笑いにし、番組を作るという現在のテレビのスタイルは
いかがなものかと思う。

その点、ドリフは面白かった。同じ笑いでもドリフは「コント」として
立派に成立していたし、何より5人のキャラクターが、見事に確立されていて
決して目新しいコントではないものも深みがあった。マンネリという
言葉もあるが、「マンネリ」になるまで、やり続けるという事は、
それだけ円熟していたという証でもある。そういった、中身の濃い番組が
出てくれば、また見るようになるのかも知れない。

−−−

*今日の夜ごはん

 『崎陽軒』 シウマイ弁当

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