テロと差別

2004年4月20日 日常
昨日のテレビタックルにて。自衛隊のイラク派遣により日本でのテロが
危惧されている。そんなさなか、アラブ系の人が新幹線に乗り、荷物を置いて
座席を離れると、同じ車両に乗り合わせた乗客が、一斉にいなくなったそうだ。
しかし、そのアラブ系の人は単にお弁当とお茶を買い座席に戻ってきただけで
席を離れた乗客も、一斉に戻ったのこと。笑い話にも思えるが、
実は笑えない話である。

違う見方をすれば「アラブ人を見ただけでテロリスト」と潜在的に
思しまう(しまっている)と言っても、過言ではないという事。
これは差別以外の何物でもない。しかし、差別はともあれ、
「私」をある程度、抑制し「公」を前面に出さないと、安全は
確保できないご時世になっているのかもしれない。結果としては、
どっちを取るか?また、現在の所、事態が起こっていないだけに
その認識が薄いというのも事実だと思う。

昨今、都内の主要駅では、テロ対策で警察官が多く立っている。仮に事が
起きた時に、迅速に対処してくれるかどうかというより抑止力が目的だと
思うが、効果は期待しない方がいいかもしれない。

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