ポールの「外側」を通るホームラン
2004年5月13日 日常場所は後楽園球場、日本シリーズ第7戦の6回裏2−0ヤクルトリード。バッターは故・大杉勝男氏。大杉の打った打球はレフトのポール際をかすめる際どい打球。これを線審の富澤がホームランと判定。しかしこの判定に上田監督が猛抗議。コミッショナーまで上田監督を説得するも結局、異例の1時間19分中断という事態となった。
この特集は、1990年、フジテレビで放映された「プロ野球ニュース」の特集を切り出したもので、上田監督、レフト線審の富澤審判のインタビューも放映された。上田監督は当時を振り返り、色々と心中を語るのだが、途中、
ポールの「外側」を通るホームランもあるんだな。と思うようになった
と発言する。この発言は実に的を捕らえており、何度も納得してしまう。真実は無論、謎であるが、野球というルールの中で、審判が「ホームラン」と判定すれば、それ以上でもそれ以下でもない。事の善悪は別にして上田監督は、信念をもってファールとして聞かなかった訳で、それはインタビュー当時でも変わっていない。しかし、時に、色々な事情があって、ポールの「外側」を通るホームランがあるという事を理解するようになったそうだ。
世の中には理不尽とか矛盾という言葉がある。理にかなっていない事柄を指す言葉であるが、自分に強い信念があり、決して間違っていないという自信があれば、例え結果が自分にとって、よからる事になったしても、大きな物は失われはしないと思う。当時の上田監督のように強い信念がある人、そして自信がある人を、うやらましく思う。
参考サイト
http://www.sanspo.com/morespo/century/century0005.html
この特集は、1990年、フジテレビで放映された「プロ野球ニュース」の特集を切り出したもので、上田監督、レフト線審の富澤審判のインタビューも放映された。上田監督は当時を振り返り、色々と心中を語るのだが、途中、
ポールの「外側」を通るホームランもあるんだな。と思うようになった
と発言する。この発言は実に的を捕らえており、何度も納得してしまう。真実は無論、謎であるが、野球というルールの中で、審判が「ホームラン」と判定すれば、それ以上でもそれ以下でもない。事の善悪は別にして上田監督は、信念をもってファールとして聞かなかった訳で、それはインタビュー当時でも変わっていない。しかし、時に、色々な事情があって、ポールの「外側」を通るホームランがあるという事を理解するようになったそうだ。
世の中には理不尽とか矛盾という言葉がある。理にかなっていない事柄を指す言葉であるが、自分に強い信念があり、決して間違っていないという自信があれば、例え結果が自分にとって、よからる事になったしても、大きな物は失われはしないと思う。当時の上田監督のように強い信念がある人、そして自信がある人を、うやらましく思う。
参考サイト
http://www.sanspo.com/morespo/century/century0005.html
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