年金未払騒動

2004年5月15日 日常
昨今の年金未払問題は、いいか悪いかと考えれば、当然悪いのだが、ここまで来ると、限界効用逓減の原則の通り、どうでもよくなってくる。この騒動で一番、得をしたのは、福田元官房長官ではなかろうか?早々に辞任を発表し、菅直人と差し違えた格好。推測するに、自民は菅直人の未払いは既にキャッチしての算段であり、こうなれば菅氏は党首を辞任しなければならないのは、道理であろう。また小泉首相も未払が発覚するも、訪朝の発表と同時期で問題の希薄化を狙った事も見え見え。

そもそも、年金の未払などというのは「ごめんなさい。払っていませんでした」といえば済むくらいの話だと思う。これだけ多くの議員や著名人が払っていないことを考えると、故意というのもあるかもしれないが、善意で考えて年金の仕組み自体に欠陥があるのだと思える。例えば自分が突然、会社を辞めた場合、どうやって国民年金に切り替えの手続きをおかなえばいいか、今の時点では分からない。それが江角マキ子の未払を発端に大騒ぎし、引いては官房長官や党首が辞任しなければならないというのは、いささか騒ぎすぎるようにしか思える。

といっても年末あたりには、10大ニュースで「国会議員、年金未払発覚」などというトピックスが出てきても「あっ、それ今年だったっけ?」くらいになるのではないかな?

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