カルロス・ゴーン氏が日産自動車のCEOに就任した際に、部長以上の会議は「全て英語で行う」というような話を聞いてかなり驚いたことがあるのだが、昨今の外資系の企業では、当たり前となっており、特に何も感じなくなった。むしろ風潮としては、日本企業であっても社員にアビリティとして英語が要求される事が多い。その影響かどうかは知らないが、自分の知人で英会話教室に行っている人が多い。自分も心のどこかで「英語くらいは」と思っているのだが、さりとて何をする訳ではなく、強いて映画を見るときに、なるべく字幕を見ないようにするとか、そういった地味な勉強をする意外は、何もしていない。

おそらく日本語は世界の語学の中でも、かなり難しい部類に属していると思う。漢字、ひらがな、カタカナと、3つの文字を使いこなすという語学は、余り聞いた事がない。また漢字に至っては、読み方に規則性があるようで、ないと言ってもいい。つまり日本語から比べれば英語は簡単ではないのだろうか?と思ったりする。高校・中学と6年も英語教育を受けてきて習得できないのは理由というのは一体何であろうか?それが、自分だけであれば努力不足を認めるが、多くの日本人が自分と同じだと思し、日本において、これだけ英会話学校が普及するとも思えない。

これも日本の学校教育の特徴であろう。国語や歴史や数学であっても、必要に迫られるとか興味がないと、そのまま埋没してしまう。従って「やってみようか」という時にはかなりのエネルギーを消費する。若い頃、大人に「勉強できる時に勉強はする」と言われたが、どうやら今は、それを真に思うようになってきたと実感する。

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