熱意

2005年4月28日 日常
業務にて。経理の仕事において支払業務というのは、中核業務である。無論、自分ももれなく一部の支払手続きを担当をしている。当社の場合、各部署に支払業務を取りまとめる担当者がいて、経理上の問題点やら、支払手続きの方法など、色々な問いあわせが毎日のように来る。夕方、とある部署の担当者(女性)が、自分のデスクに来て、煩雑な支払手続きの相談に来た。色々と話を聞いているうちに

 もう、やりたくない

と言い泣き出されてしまう。話を聞いていると、どうやら、その担当者は、その部の支払業務は誰も助けてくることがないらしく、しかも5月の連休もあり締切のプレッシャーから、相当、まいっているようだ。それにしても、社内で女性に泣かれるのは困る。ハタから見れば、自分が泣かせているようにも囚われがち。幸い、担当者はこちらが狼狽しているのを悟っくれたらしく、私が悪くないという旨は周りに伝えてくれた。

そういえば、随分と感情的に泣いていないように気がする。自分達の世代は、親から「男は泣くものではない」と躾られたせいもあるのだろうが、かなり辛いことがあっても、泣くことはない。むしろ、それが当たり前のように今も思っている。そこに来て人目をはばからず、しかも女性が目の前で泣かれるとやはり辛い。どう対処していいのか分からない。ただ思うにプレッシャーを感じているということは、それだけ仕事に対して熱意があるとも思われる。少なからず、結果として泣いてしまったとしても、自分の所に相談に来るという事は、問題の解決を図っているからだと考えられる。

この担当者は自分より随分と若い。世代も違うし考え方も違う。この担当者と同じ世代の社員を見ても、どちらかというと、自分達の年代と仕事の取り組み方や姿勢も違う。ただ、この担当者のように、与えられた仕事をなんとかこなそうと考える姿勢は買うべきであり、それは自分ではなく会社が評価するべきではないかと思う。それが良い会社ではなかろうかと感じる。

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