監査

2005年6月7日 日常
社内監査が入っている。別に悪いことをしているのではなく、定期的に監査が入る。目的は運用上、介在するリスクの排除と指導が目的なのだが、一部の監査人は時に

・Excel等で作ったドキュメントは全てパスワードロックせよ
・会計伝票を起票時には2人以上でシステムに入力せよ

といった具合にあきれて物が言えないようなことを真顔で言ってくる。無論、機密性が高い書類にパスワードを入れるというのは理解できるのだが、何も全部にパスワードを入れる事はないだろうし、仮に自分以外の人間が作業しなければいけない時はどうするかなど考えない。また、2人以上でシステムに入力せよというのは二羽折でもしろと言うのだろうか。結局の所、彼等は「監査人」であるから、リスクさえ思いつけば運用側の要件など、どうでもよいのである。だから決して「素晴らしい運用だ!」とは言わない。そういってしまうと、監査人として自分で自分の首を絞める結果となるからである。だから、ほとんどケチをつけるとレベルの事を平気で言ってくるのである。これでは、監査の言う所をすべて受け入れれば、リスク云々より社内に人が何人いても足らない結果となる。まったく非効率的の見本みたいな話だ。それでいて、監査人の社内(グループ内)での地位が高いので余計にタチが悪い。監査という仕組み自体は決して悪いものだと思っていない。自分達の運用上で気がつかない点を指摘し改善するという意味では、良いことだと思っている。しかし現実がこれでは辟易としてしまう。

以前、親が教師という知人に話を聞いた事があるのだが、学校でもらう通知表(成績表)の担任のコメントで

 落ち着きのない子です

といった内容は「取り立てて書くことがない時に使う常套手段」と言っていた。しかし、このコメントのおかげで両親に怒られたことを思うと、今回の監査人と同じだと思わずにはいられない。

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