何かで読んだ聞いたか忘れたが、人間は一度記憶したことは決して忘れないらしい。忘れるというのは、クリティカルに必要とする情報は脳のひっぱりやすい位置を置いてあり、大して役に立たない情報はディレクトリィの深い、深い階層に沈みこみ、それを引っ張り出すのに時間がかかるという事こそ「忘れる」という事だそうだ。村上春樹の小説(多分、ダンスダンスダンス)の一節に、地下鉄の駅員と主人公が、地下鉄料金がいくらだったか口論する場面があり、主人公が、
マクドナルドのコーヒーの値段はいくらだったか、覚えているか?
と反論する場面がある。それがまさしくこれ。マクドナルドのコーヒーなんて、200円くらいだろうという認識で正確な金額など、店員くらいしか覚えていないという非常に分かりやすい例だったという事を覚えている。
そう「覚えている」というのは「忘れる」という事の裏返し。上記のクリティカルに必要とする情報というのは、生命維持に関わる情報だそうだ。もう一つ、記憶にとどめておく(おける)というのは、ある程度インパクトがあった事象。これは逆に忘れる事が出来ない。昼休みの話題になったのだが、「今から、5年前と6年前の記憶を正確に区分できるか?という事。さすがに出来ると言った同僚はいない。つまり、5年前も6年前もほぼ同じ日々の繰り返しで、大してインパクトはなかったが、入社した年の記憶というのは、皆が皆、よく覚えていたという事で意見が一致した。
とすると働くというのは、単調な生活になるのかとも考える。給与をとっている以上は、それはそれで仕方がないのだが、仕事以外で、インパクトのある事象が起こってくれれば、よいなと感じる。時に「忘れたい」と思うこともあるが「覚えていたい」と思う方が多いければ、結構、人生観が変わるかもしれない。
マクドナルドのコーヒーの値段はいくらだったか、覚えているか?
と反論する場面がある。それがまさしくこれ。マクドナルドのコーヒーなんて、200円くらいだろうという認識で正確な金額など、店員くらいしか覚えていないという非常に分かりやすい例だったという事を覚えている。
そう「覚えている」というのは「忘れる」という事の裏返し。上記のクリティカルに必要とする情報というのは、生命維持に関わる情報だそうだ。もう一つ、記憶にとどめておく(おける)というのは、ある程度インパクトがあった事象。これは逆に忘れる事が出来ない。昼休みの話題になったのだが、「今から、5年前と6年前の記憶を正確に区分できるか?という事。さすがに出来ると言った同僚はいない。つまり、5年前も6年前もほぼ同じ日々の繰り返しで、大してインパクトはなかったが、入社した年の記憶というのは、皆が皆、よく覚えていたという事で意見が一致した。
とすると働くというのは、単調な生活になるのかとも考える。給与をとっている以上は、それはそれで仕方がないのだが、仕事以外で、インパクトのある事象が起こってくれれば、よいなと感じる。時に「忘れたい」と思うこともあるが「覚えていたい」と思う方が多いければ、結構、人生観が変わるかもしれない。
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