勝ち組・負け組

2005年6月22日 日常
杉田かおるが「負け組」の代表格といわれていた時期があったが、彼女も結婚して、所謂「勝ち組」となった。そんな話を以前、年上の女性と話したことがあるのだが、その知人は

 いいか悪いかは別にして「負け組」という言葉は、結婚して
 子育てや家事に追われている既婚女性が言い出した事ではないか。
 第一、独身女性が、自らの境遇を「負け組」なんて言うはずがない。

と言っていた。なるほど。なかなか説得力がある。自分は男で独身だし、同世代と比べてみれば、子供の一人や二人いたって全然おかしくない年齢である。そういった意味では性別の違いはあるが、当然「負け組」という事になるのだが、決して自ら「負け」だとは思っていない。もっと言えば、そんな事を言われる筋合いなどどこにもない。

果たして、この日本という国で、子供を生み育てることが「勝ち」で、結婚をしないで自らの人生を謳歌している人を「負け」と言っていいものかという疑問は残る。結局は「勝ち」「負け」なんて誰のも分からない話であって、周りが言うから、自分もそうなのだと思うに過ぎないのではないだろう。

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