News Weekという雑誌がある。たまに買うのだが、どういう訳か週刊プロレスとか、SPAといった、まったく正反対のジャンルの雑誌といつも一緒に買う。正確に言えば買うというより、買ってしまう。今日の昼休みにNEWS Weekを手にとると、そのすぐ下に

 週刊プロレス増刊号

が1冊だけあって、今日も当たり前のように2冊とも購入。当然ながら、両方の雑誌で、かたや

 小橋vs健介 歴史に残る壮烈チョップ合戦!

かたや

 知られざる在日米軍

という見出しが各々躍るくらい共通する記事はない。しかし、これらを続けて読むというのは、違う脳を使って読むような気がして、軽い頭の体操で中々楽しい。

今週号のNews Weekで、師岡カリーマ・エルサムニーというお父さんがエジプト人という文筆家のコラムが中々、面白かった。その中に

 東京の30度はカイロの40度
 日本人の勤勉さも猛暑の共犯者だ

という事。30度と40度で何故、同じか?といえば、やはり湿度の違いだそうだ。カイロは40度の気温があっても、湿度は10%程度とのこと。記事を読むまで知らなかったが、カイロでは熱帯夜もほとんどないそうだ。また文化の違いと言ってしまえば、それまでだが日本人は「暑いから(仕事、勉強が)できません」などという事は、まず言わないし、言う事は許されない。ところが暑い国では、昼寝の習慣が普通にあるという。日本では信じられないが、これが、世界から見る所の「極東島国の勤勉な民族」と言われる所以でもあるかな?と思ってみたりもする。

この師岡カリーマ・エルサムニー氏が言う所の、東京とカイロの暑さが同じだとしたら、我々はエジプトにスーツ姿で海外旅行をすると言っているのと同じである。「そんなバカなことするか」と思うが、実は日光がアスファルトに照り返す灼熱東京の街中で、汗だくになりスーツを着て仕事をするというのは、まったくそれと同じ。それでは、何故スーツ姿で仕事(特に外回りの営業)をするのか?理由は

 ・仕事をするのにスーツが当たり前の正装
 ・エジプトより東京が同じ温度である事なんて、ありえない

という2つの固定観念が、東京の夏に繰り広げられる我慢大会の根源ではなかろうか。といいながら、実は我々、日本人は我慢大会というのも好きな民族ということも付け加えよう

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