終戦記念日

2005年8月15日 日常
戦後60年。節目の年とわれているが、我々、日本人は、先の大戦がいかなるものかという事を教わっていないようにも思える。歴史認識、歴史認識と言うが、実は、この話というのは、中国・韓国などの反日を見ていると、ある切り口では現在進行形の話だとも思える。その時点で「歴史になっていない」のでのはなかろうかと思う。自分自身として、どう思うか?という問いに対して、甚だ勉強不足で、マスメディアに書かれている事を承服する事も反論する力もないと思って止まない。そんな中、Wikipediaで東条英機の遺書を発見。いくつかあったが、「英米諸国人に告げる」というものだけを抜粋してみる。無論、特別な思想などありません。

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《英米諸国人に告げる》

今や諸君は勝者である。我が邦は敗者である。この深刻な事実は私も固より、これを認めるにやぶさかではない。しかし、諸君の勝利は力による勝利であって、正理公道による勝利ではない。私は今ここに、諸君に向かって事実を列挙していく時間はない。しかし諸君がもし、虚心坦懐で公平な眼差しをもって最近の歴史的推移を観察するなら、その思い半ばに過ぎるものがあるのではないだろうか。我れ等はただ微力であったために正理公道を蹂躙されたのであると痛嘆するだけである。いかに戦争は手段を選ばないものであるといっても、原子爆弾を使用して無辜の老若男女数万人もしくは数十万人を一挙に殺戮するようなことを敢えて行ったことに対して、あまりにも暴虐非道であると言わなければならない。

もし諸般の行いを最後に終えることがなければ、世界はさらに第三第四第五といった世界戦争を引き起こし、人類を絶滅に至らしめることなければ止むことがなくなるであろう。

諸君はすべからく一大猛省し、自らを顧みて天地の大道に恥じることないよう努めよ。

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敗者の弁ととるべきか、受け入れるかという事を考えた時に、国際世情を考えると前者であるとしかいえないように思える。

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