実は知っているようで知らないのが株式会社。この会社を具体的に説明できる人というのは、余りいない。これを簡単に説明できる例がある。そもそも株式会社の基本的な考え方というのは、大航海時代まで遡る。
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昔、とあるお金持ちがインドと貿易をして一稼ぎしようと目論んだ。しかし、自分は船を操る技術がない。ならば船を扱える人間を一山当てようともくろんだ。とあるお金持ちは知人の船乗りに金貨1,000枚の資金に投資し、そして船乗りはその金貨で、
1.船の購入・・・・500枚
2.貿易品(ワイン)の購入・・・300枚
3.水夫の給与・・・・100枚
を使った。船乗は男の言うとおりインドへと渡り金貨300枚で購入したワインを800枚で販売、その800枚で香辛料を購入し再び欧州へ引き返した。積み帰った香辛料は大評判で、金貨800枚で購入したそれは金貨5,000枚で見事に完売することができた。お金持ちは喜び、知合いの船乗りに400枚の金貨を報酬を与えた。結果として、お金持ちは1,000枚の金貨を基に4,000枚の金貨を手にする事となる。ここでこの話の収支を整理してみる
(1) 収入
・ワイン売却代金 800枚
・香辛料売却代金 5,000枚
→ 5,800枚
(2) 使った金貨
・船購入 500枚
・ワインの購入 500枚
・香辛料の購入 800枚
・水夫の給与 100枚
・船乗への報酬 400枚
→ 1,800枚
(3) 収支
5,800枚 − 1,800枚 = 4,000枚
これが「会社」という仕組みを簡潔に説明することができる例。
1. 株主(出資者)
この話で、株主というのは?
→ とあるお金持ち
2. 経営者は誰?
→ 船乗り
3. 資本金は?
→ 1,000枚
4. 売上高は?
→ 5,800枚
5. 使った費用は?
→ 1,800枚
6. いくらもうかったの?
→ 4,000枚
この情報だけでも立派な損益計算書、貸借対照表も作成できる。
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昔、とあるお金持ちがインドと貿易をして一稼ぎしようと目論んだ。しかし、自分は船を操る技術がない。ならば船を扱える人間を一山当てようともくろんだ。とあるお金持ちは知人の船乗りに金貨1,000枚の資金に投資し、そして船乗りはその金貨で、
1.船の購入・・・・500枚
2.貿易品(ワイン)の購入・・・300枚
3.水夫の給与・・・・100枚
を使った。船乗は男の言うとおりインドへと渡り金貨300枚で購入したワインを800枚で販売、その800枚で香辛料を購入し再び欧州へ引き返した。積み帰った香辛料は大評判で、金貨800枚で購入したそれは金貨5,000枚で見事に完売することができた。お金持ちは喜び、知合いの船乗りに400枚の金貨を報酬を与えた。結果として、お金持ちは1,000枚の金貨を基に4,000枚の金貨を手にする事となる。ここでこの話の収支を整理してみる
(1) 収入
・ワイン売却代金 800枚
・香辛料売却代金 5,000枚
→ 5,800枚
(2) 使った金貨
・船購入 500枚
・ワインの購入 500枚
・香辛料の購入 800枚
・水夫の給与 100枚
・船乗への報酬 400枚
→ 1,800枚
(3) 収支
5,800枚 − 1,800枚 = 4,000枚
これが「会社」という仕組みを簡潔に説明することができる例。
1. 株主(出資者)
この話で、株主というのは?
→ とあるお金持ち
2. 経営者は誰?
→ 船乗り
3. 資本金は?
→ 1,000枚
4. 売上高は?
→ 5,800枚
5. 使った費用は?
→ 1,800枚
6. いくらもうかったの?
→ 4,000枚
この情報だけでも立派な損益計算書、貸借対照表も作成できる。
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