山田ズーニーさんの本より。

 気を寄せている人に思い切って告白したのはいいが、
 冷たくあしらわれた。酷い人だ。

よくある話だし、よく聞く話である。この注釈を山田さんが書かれているのだが、

 そもそも、気を寄せている人というのは、常にその人のことを
 知りたがっている。しかし相手からしてみれば、よく知らない人が
 親しげに近寄ってきて怖かった。

という事。まったくの道理である。簡単に言えば、破綻はしていないが温度差がかなりある訳で、気を寄せている人というは、こうして文字で表せば「勝手な思い込み」と書いても差し障りがないとも読み取れる。

好きだ嫌いだという話で、バッチリ一致するというケースはどれくらいあるのか知らないし調べる手段もないのだが、結果的に付き合ったり、結婚したりするというケースもあるという事は、その後のフォローがお互いにあるからだという結論ではないかと思う。つまりは初期段階で、何もかをお互いが分かり合えるなんて、アムロやララァやカミーユのニュータイプでない限り無理で、映画や小説の世界で、現実は常に厳しいと思うしかない。

 思う人には思われない

文字で書くと切ないが、実際の初期段階はほとんどがそんなものであろうな。大事なのは、最初に「思われるように仕向ける」つまりは、ベタベタな言い方だと相手の立場も考えて「根回し」をしてからという事ではないかな。

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