10年経過

2005年12月14日 日常
12月14日という日は、今の会社にいる限りは忘れる事はない日である。なぜなら10年前、今の前身の会社に入社した日だからだ。本来であれば、4月1日と言いたい所だが、2回目の専門学校を卒業して8ヶ月の就職浪人を経て1995年12月14日に入社した。毎年、この日になると感慨深くなる。

合併やリストラクチャリングの吹き荒れる10年であったが、運良く生き残ったと言うのが今の正直な感想。今では前身の会社で一緒の部署で仕事していた人はほとんどいない。唯一、自分が入社した時にいた人が来年2月で定年退職する。本当に一人になってしまうのだ。

よく「サラリーマンにはなりたくない」とか「人に使われるのはいや」とか学生が「リーマン、リーマン」と揶揄することがあるが、10年のサラリーマン生活を考えると、そんなに悪い商売ではないように思える。無論、よい上司に恵まれるとか、よい会社であったという事もあるが、自分の腕に自信があり創造力があれば、楽しいとまでは言わないが、やりがいはあると思う。

自分の知合いの学生でも、来春からサラリーマンになるという人が幾人かいる。彼等は、サラリーマンという商売をどう思っているか、とても興味がある。多分、プラス思考で考えている人より、どちらかというとマイナスで考えている人の方が多いのではないだろうか。無論、最初の3年までは、どんな仕事でもキツイ。経験がないから当たり前。しかし3年こなせれば、たとえ、その会社にいなくとも、普通は、それなりに自信がついて、仕事が面白くなっていくものだと思う。少なくとも自分はそうだった。

 たかが10年と言われるかもしれないが、
 自分の人生の1/3はサラリーマン

という事。そういえば、10年前の今日、当時の部長に

 サラリーマン人生を楽しくするのも
 つまらなくするのも自分次第

といわれたことがあるが、まさにその通りと最近思う。気の持ち方、学生では決して味わえない、自分のソリの合わない人と仕事をしていく難しさ、コミュケーションと取り方。これらは仕事以外でも、その先の人生に於いては間違いなく必要になるスキルである。ぐっと歯を食いしばって我慢するという事の大事さをここ10年で学んだと思う。

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