堀江貴文社長

2006年1月21日 日常
ライブドア社の社長であり、ライブドアグループの総帥。ここの所、ニュース・新聞もトップでこの人の名前を聞かない日はない。今日のどこの一般紙の1面もライブドアの偽計・粉飾の関する記事ばかり。事に真意は今の所、分からないが、報道の限りでは、かなり黒に近いグレーといった所か。そもそも、今回のカラクリはマニアックすぎて、脱税とかそういった分かりやすい話ではない。西武グループの堤さんが捕まった時も、一般的に「なんだからよく分からないけど、悪いことしたようだ」認識がほとんどだったと思うが、今回も同じことではないか。

で、問題とするべきは、何で捕まったとか、強制捜査に踏み込まれたかという事ではない。堀江貴文という人物が、一昨年よりテレビにやたら露出してきて、何となく鼻につき始めた時に、どこかで「いつかパクられる」という感覚があったと思う。これが著名人の王道のストーリーであり、あと5年もしたら「ライブドアの堀江氏は今?」みたいなゴシップ雑誌のネタになっていると限らない。ただ、世間は世間として、問題はどこにあるかを見失うという事は問題だと思う。好きだの嫌いだので、話が片付いたり、「ああ、やっぱり捕まったか」だけで「はい終わり」という風刺はいかがであろうか。

昨日の朝日新聞の一面には、ライブドア社の偽計と粉飾について書かれていた一方で「証券取引法にも問題」「投資家と東証のシステムが呼応していない」といった趣旨の記事も書かれていた。朝日だからと言ってしまうと、話が進まないが、確かに東証にしてみれば「想定外」のことをバンバンやられ、日本の株式市場に脆さを露呈したという側面もある。いいにつけ悪いにつけ、ライブドア社・堀江貴文の手法は、時代として理解する必要はあるのではなかろうか。

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