暗算1級 vs Excel

2006年1月27日 日常
何気ないことではあるが、例えば買い物をして金額が965円だったとする。財布の中身にもよるが、大半の人は1,000円札と小銭で65円、あるいは5円を探し一緒に支払うことをすると思う。実はこんなことをするのは、日本人くらいだそうだ。自宅の近くに厚木基地があり、何年に何回か一般開放されるのだが、そこで、米軍の方々が屋台を出し、ハンバーガーやらビールやらを販売している。うちの親父が何年か前に250円のバドワイザーを買おうと思い1,050円を出したのだが50円は受取らず、きっちり750円のお釣りを返したという。

もし、本当に端数を合わせて支払う方法が日本でしかないのであれば、美徳ではないかと思う。このような支払方法が広がって行った理由も分からないし、調べようがないのだが、推測するに自分の小銭のクリーンナップと相手(店)が計算しやすいように、またおつりの受け渡しに間違えがないようにするために他ならない。さらに小売店の場合は、普通は小銭が欲しいものであるから、デメリットはまるでない。いいことづくめである。

今はどこの店でもレジスターがあるから、暗算でおつりを計算することはない。あるとすれば、駅の売店くらいか。しかし売店といえばSuica導入のおかげで、都心駅のキヨスクのおばちゃんが、何人もの客を同時に裁く名人技がバーコードスキャンの運用によって随分と足枷になっている。確かに電子マネーで買い物ができれば金銭授受のトラブルは起きないが、ハタから見ていると、それ以上のコストがかかっているようにも思えてならない。名人芸の現場に電子マネーを導入するという事は、

 暗算1級 VS Excel

みたいな図式で、運用を導入した人は「Excelの方が便利に決まっている」と思い込んでいるに違いないのではないかと勘ぐってみたりする。

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