須田鷹雄氏のbiogを読んでいて、「そうだよな」と頷いたことがある。チェーン系レストランなどで、ご飯と汁物がついた定食系のメニューを注文すると、よくあるのが、ご飯を右、汁物を左にセッティングする店が少なくない。右利き、左利きは別としても、普通はご飯が左で、汁物が右だと思うのだが。多分、マニュアルには、そう謳ってあるのかも知れないが、運用できていないという事だろか。

実際、この手の概念は難しい。他に身近な所だと箸の持ち方。昔から結構、厳しく言われたので、正しく持ってると思われる。ちょっとトリッキーな持ち方をしている人に、この手の話をすると大概「使えるのだから問題ないでしょ」というような答えが、返ってくる。文化とか伝統というのは、誰が決めたというものではなく、モノによっては太古の昔からずっと続いているもので、それを大事にしましょうという事が多い。従って、昔から続いている事を破ろうとすると世間の目は厳しい。ただ、新しいものを導入すれば、よりよい物が出来るかもしれないが、おそらく文化や伝統にその概念は存在しない。ご飯と汁物にしても然り。別に逆に置かれたからと言って、食べるのに支障がある訳ではない。ましてや気が付かない人の方が多いのではないかと思う。

書いていて、気がついていたのが、こんなことを書いている自分というのは、結構、この手を後生大事にしているのだなという事。

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