天皇賞のディープは今までのレースの中で一番強かった。かつて孤高のステイヤー・ライスシャワーが残り800mで先頭に立ち、雪崩こんだ戦法と同じ。しかしライスはハナ差でステージチャンプを凌いだが、ディープはリンカーンに詰められ事もなく一方的に突き放し、逆に最後は武騎手が抑えてかつ天皇賞レコードの圧勝。しかも上がり3Fが33.5だから残り200mのラップが全て11秒という事になる。

レース後、武騎手のインタビューで『世界にディープより強い馬がいるのかと思う』と発言。本当にそう思う。古馬で世界的なビックネームと言えば、去年、英国のインターナショナルSでゼンノロブロイを、今年のドバイワールドカップでカネヒキリを破ったエレクトロキューショニスト。昨年のアイリッシュダービー、凱旋門賞を制したハリケーンラン。そして有馬記念でディープを負かし、ドバイシーマクラッシックを圧勝したハーツクライくらいか。

とにかくディープは10年単位でも出てくるかどうか分からないクラスの馬であるからアクシデントなく行ってもらいたい。ダビスタでもウイニングポストでもない本当の日本調教馬が海外のビッグレースを勝つ日は近い。

土曜日に『競馬予想TV』で水上学氏が言っていたのだがディープの母、ウインドインハーヘアは競争馬時代に放牧中に妊娠し、そのまま誰も気がつかずに帰厩、重賞制覇した事があるそうだ。父、サンデーサイレンスは言うまでもないが、ディープの強さは母の強靱さも引き継いだのだろうな。

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