叔父

2006年5月26日 日常
先週の土曜日になるのだが、祖父の23回忌。といっても、来月、祖母の一周忌もあるので、主だった親戚縁者が集まり墓参りだけですます。ふと、墓碑を見ると、知らない名前がある。もちろん墓碑に刻まれているのだから、自分と血縁関係にある人が眠っている事だけは理解できる。気になり叔母さんに「あの昭和18年に13歳で亡くなったのは誰?」と聞くと、どうやら父の兄、つまり自分の叔父にあたる人。今の今まで自分の親父が長男だとばっかり思っていたのだが、どうやら、戸籍上であるが次男であるという事を33年目にして初めて知る。

聞けば、うちの祖父母夫婦は養子縁組で、亡くなった叔父というのは、祖父の本家に預けられており、盲腸の手遅れで亡くなったという時代を感じさせる話。そんな話をしていると親父が一言。

 生きていれば、俺が苦労することもなかったのになぁ

言及すれば、あと何年かすると、自分も同じことを言うのだろうと思う。人の運命なんて数奇なもので「あのとき、ああだったら」という事など、いくらでもあり、自分の努力ではどうにもならないことばかり。ただ事実を受け入れられるかどうか。それに絶えられるかどうか。目分量でしかないが、どちらかというと、多くの人は、辛かったり、苦労したりという方が印象に残るのではないかと親父の一言を聞いて思う。

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