その昔、全日本プロレスで選手が大量に離脱し他団体に移籍したことがあった。同社に残った主の選手は、ジャンボ鶴田と若手選手だけ。この危機的状況の折、当時、社長の故ジャイアント馬場さんは、当時エースだった故ジャンボ鶴田選手に「海を観に行かないか」と誘ったという。そして

 ジャンボ、人間は裏切るより、
 裏切られる人間の方がいいじゃないか

会社は危機的状況の中、ジャイアント馬場という人は、人間のリソースの部分は何か?という事を語ったという逸話。結果として、ジャンボ鶴田と若手たちは

 10年後、出ていった選手達を見返してやろう

10年たって形は変わってしまったが、当時、残った若手選手は、言葉通り、その後、多いに盛り上げ、今は形が変わったものの業界NO.1を誇るまでになった。逆に移籍していった選手達は、ほとんどが、プロレスラーとして名前として出てくること少なくなった。

結局、移籍した人というのは当時の全日本プロレスの待遇より、よい条件で移籍したと思われるが、結果としては、決して成功ではなかったという事だろうと思う。何が良いか悪いかは、そのときは分からない。プロである以上は金で動くというのは、アリだと思うが、それだけでいいのか?という事も十二分にある。ましてや、全日本プロレスを去ったレスラーというのは、みんな、馬場さんが手塩にかけた選手ばかり。このあたりが抜け落ちると、結果として因果応報のようになるのではないかと思う。

 裏切られる人間の方がいいじゃないか

まさに、その言葉通り。間違いや失敗はある。しかし、故意の失敗や間違いは許されることではないし、ましてや人様から「裏切り者」呼ばわれするというのは、決してよい結果ではないのではないだろうか。裏切れば、いつかは報いを受けるようなことが起き、逆に裏切られても愚直に1つ事に邁進すれば、必ずいいことがある。なんとなく経典に書かれているような話だが、それを抜きにしても、ある話ではないかと思う。

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