八咫烏

2006年6月11日 日常
時期的にワールドカップの話題。

八咫烏 −やたがらす−。サッカーファンの方なら知っている方も多いかと思うが、日本代表のサッカー協会のシンボルマークであり、今日、ワールドカップでクロアチアと戦う日本代表のジャージのワッペンにデザインされている三本足の烏。3本足の烏であることは以前から知っていたが、何故、日本サッカー協会のシンボルマークが八咫烏なのかを調べてみた。

* 八咫烏とはなんぞや?

日本建国を目指すイワレヒコ(即位して神武天皇)が現在の和歌山県熊野地方で遭難したとき、高天原から一羽の大きなカラスが遣わされ、一行の道案内をしたという物語が載せられている。このカラスの導きによってイワレヒコは敵対する者を討ち、大和平定に邁進していくのであるから、八咫烏は勝利に導くシンボルとも言える。

* 中村覚之助

明治時代に日本に初めて近代サッカーを紹介した中村覚之助氏がヤタガラスを祀る神社のある和歌山県那智勝浦町の出身だったからであり、彼の偉大な功績を偲び、協会のシンボルとして昭和6年に図案化したもの

戦後の日本では、日本神話などを勉強することなどないので「八咫烏」の知名度も低いし、あったとしてもまず、読めない。しかし意外なところで、神話というのは、生き続けているものだ。

この「咫」という漢字、滅多に出てくることないので、ついでに調べてみたが、長さの単位で、咫=12センチ。ただし「八咫」と書くと単位ではなく「大きい」という意味になるそうだ。ちなみに自前のPCに搭載されているMS−IME2000でこの漢字は一発で出てこない。

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