ビデオ判定要求

2006年6月12日 日常
例の小関のサードベース踏み忘れで、巨人は連盟に対して『審判の技術向上とビデオによる判定』を要請したらしい。

審判系マイミクの方の日記にも書かれていたが、巨人が単なるアイデンティティをアピールするのであれば、戯れ言に思えるが、これを真剣に『ビデオ判定』を要求しているのであれば、市販されているルールブックを購入して熟読した方がよい。

そもそも、ビデオ判定自体、物理的に不可能だし、野球という競技から見ても、倫理的にも明らかに不可能。仮にビデオ判定を導入したとして、では何台おくのか?どこに設置するのか?という問題。それにもっと重要なのが、誰が、その画像の正確性を保証するのかとうこと。今日においてデジタル画像の処理など素人でも簡単にできてしまう現実がある。そもそも野球の場合、使用するグランドはホームチームに管理責任があるのだから『保証』などとう話は最初から存在はしないとも考えられる。従ってルールから言っても矛盾している。また物証としてビデオがあったとしても判断するのは人間。際どいプレイは全て試合を止めていたのでは何時間かかっても試合は終わらない。これでは審判の意味合いがまるでないか。

考えてみれば、草野球をやっていて、多少の誤審で、プレイしている人達が、必要以上に言うことはないのに、観ている時は、やいのやいの言う。これも変といえば変な話。先の渡田審判で、多くのベイスターズファンが、色々と言ったが、ベイスターズファンでロッテファンという人も多いかと思うが『渡田がなんちゃらかんちゃら』と言った人達は、理屈から言ったら、今回の巨人の抗議を支持しないと理屈に合わない。オイラのチームが不利を被った時だけ審判を悪者にするのは、かなりおかしい話だろう。スポーツはルールの上に成り立っているという事も忘れてはならない。

審判の技術向上は無論、掲げるべき目標ではあるが、観ている人も『人間がやっていること』『それを含めて野球』であるという事を認識することと、風潮が同時に必要であると考える。

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