漢字

2006年8月7日 日常
朝鮮日報の社説より。

韓国の最近新入社員の採用試験で、漢字能力を重視する企業が増えきたそうだ。日本人からみれば、漢字は、中国から朝鮮半島を渡って、日本に伝来されたのだから、韓国・北朝鮮の人々も、普通に漢字を使っているのだろうと思われたが、なんでも韓国ではここ数十年間、政府の政策が「漢字混用」と「ハングル専用」の間で揺れ、漢字は嫌われ者となり、自分の名前を漢字で書けない韓国人もいるという。確かにソウルに行った時に思ったのだが、ハングルと片仮名・平仮名は、そこいらじゅうのポップで見られるが、確かに漢字は、割合としては、少なかったように思える。では、韓国の企業が、何故、漢字なのか?というと、昨今の韓国の輸出市場は中国、台湾、シンガポールなどの中華圏と日本が占める割合は40%以上にもなるという。となれば、スキルとして漢字を読める学生を企業が採用したがるのは、当然といえば当然。

社説によれば、

韓国語の51万に及ぶ語彙のうち70%にあたる35万2000余りが純粋な漢語もしくは漢字を含む言葉だ。漢語の正確な知識がなければ、韓国語もまともに理解することもできない。漢字を無理に排除すれば韓国語の豊かな発展をかえって阻害することになる。

との事。これは外来語・外国語が氾濫している日本語にもそっくり当てはまることだと思う。ちなみに前出の『語彙』を『ボキャブラリー』と言う方が圧倒的に多いし『語彙』を読めない人も普通にいるのではないかな。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索