諸積兼司

2006年9月26日 日常
土曜日のマリンの試合後、お友達のM君に"MARINES MATCH CARD PROGRAM"という冊子を買ってもらって、今日の昼休みに読む。特集は9/24で現役引退をした諸積兼司選手の特集。諸積といえば、雨天中止のヘッドスライディングのパフォーマンスだが、その理由について、冊子では以下のようにコメントしている。
 
 あれは応援してくれるファンへのお返しのつもり。
 せっかく、球場まで来て開門して席についたのに、雨で中止になったから
 帰ってくださいという訳には行かない。ファンあっての野球だからね。
 プロスポーツは、なんでもそうだと思う。

また、補足として

 野球場に足を運ぶファンは何も近隣の人たちだけではない。
 中には年に一回、この日を楽しみにして遠方から、
 飛行機に乗ってくる人もいる。家族の年一回の行事として楽しみに
 してくれる人達を雨天中止だからといって、簡単に帰してしまって
 よいものだろうか?という自問自答した結果に出たのが、ご存知の
 パフォーマンスである。

と書かれている。野球の雨天中断や場内に入ってからの中止というのは、考えてみれば、チケット代が返ってくる云々より、金をもらっている方が雨を退避して、金を払っている方がズブ濡れになるというのは、野外球場の野球観戦においては、当たり前っちゃあ、当たり前だが、商売としては、かなり野蛮な話かもしれない。そして観ている方もやってる方も、それが当たり前のように思えるのだか、諸積は、違うと気がついたのだろう。2000本打ったとか、スゴイ記録を残した選手とは言いがたいが、このように、真にお客を楽しませるプロフェッショナルイズムを持った選手が少なくなった今、引退してから、「ああ、いいハートを持った選手だったな」という事に冊子を読んで気がつく。

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