今さらクリスマスの話題をするのも何だし、たかたが3日くらい前の話にも関わらず、大昔の話題みたいだ。それはさておいて、NewsWeekに

 ニセモノでも温かい東京のクリスマスに乾杯

という中々面白い記事が載っていた。もちろんNewsWeekだから、デービッド・ピースという英国の作家が執筆している。ちゃんと考えてみると、クリスマスというのは、キリストの聖誕祭であるから、ほとんどが仏教徒である日本人にとってには、本来、余り関係ない話。にも関わらず、日本の場合のクリスマスはサンタクロースが主役で、その波動で、ケーキとおもちゃが飛ぶように売れ、商売する方も「クリスマス商戦」というのは年中行事の1つだ。記事によれば、日本にいる外国人の多くはこの時期の商業的な「ニセモノのクリスマス」が嫌いで、本国に帰るという。しかしデービッドは、英国を引き合いに出し、

 イギリス人6000万人超のうち、クリスマスに
 教会に行くのは250万人程度で、多くは、七面鳥は
 食べビールを飲んで、多くがキリストの生誕祝う
 「ふり」をしている。確かに日本のクリスマスは
 商業的ではあるが、宗教的な「ふり」をしないぶんだけ
 偽善がない。

とつづっている。中々面白い話だ。当日、街中は明らかに普段より人が多い。どこに行っても全方向カップルだらけという感じで、さらに店を出るごとに「良いクリスマスを」みたな事を言われる。また、当日に予定のない人の王道の言い訳として

 キリストの誕生日に仏教徒が多い日本人が騒ぐはおかしい

みたいな事を言うが、デービッドが言うように、まったく宗教観がなく、ひたすら商業主義に走る日本のクリスマスというのも

 年に1度くらい街中浮かれているってのも
 いいのではないか?

と最近思う。多分、これだけ皆して、本来の意味をまったくブッチして騒ぐのは年に1日くらいではないかな。ホンモノのクリスチャンの方には申し訳ないが、宗教観がない日本人らしいといえば、らしい行事ではないだろうか。

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