日本の文化

2006年12月28日 日常
余り難しい話ではなく、自分で自分のことが分からないというのは、よくある話。たとえば、自分の笑っている表情とか泣いている表情というのは、鏡がなければ、見る事が出来ない。当たり前の話といえば、当たり前の話。似たような話で、よく「海外に行くと日本の事がよく分かる」という。確かにその通り。過去、中国と韓国に行った事があるのだが、国々の人を見たり、街を見れば「日本と違う」と時々思う。逆説的に言えば、主語をそれぞれの国に置き換えれば、そとから日本という国を眺めることが出来る。

うちの会社は外資系であるから、普通に外国人がたくさんいて、一緒に仕事をしている。同じビルに多くのグループ会社が入っているが、もちろん、外国人もたくさんいて、ターバンを巻いた人がエレベーターに一緒に乗ることも決して珍しくない。感覚的には「プチ外国」と言ったところか。それはともかく、長年、アメリカに在住して1年ほど前から、日本で働いている同僚がいるのだが、アメリカ人のメンタリティを聞くと「へー」と思うことがよくある。

例えば、日本であると会社の帰りに社員同士で飲み会に行ったり、社員旅行に行ったりというのは決して珍しくない。ところが、アメリカという国は、業務が終われば、さっさと帰るのが普通らしい。大前提は家族と一緒にいたいというのがあるだそうだ。だから、同僚曰く、そういった「日本人っぽいことにあこがれる」という。そういえば、中国に行った時に、明らかに日本と街並が違う所が1つある。それは居酒屋(主として酒場)のような店が圧倒的に少ないという事。中国は共産国であるから、家事分担というのは、当たり前の国。やはりアメリカと同じく家族を大事にするという事だろう。

ふと考えてみると、日本人は、ある帰属する場所、つまりは会社であったり学校であったりを大事にする傾向があるようだ。そして家で待つであろう家族も、それを容認している節がある。いい悪いという話ではなく、また程度の問題ではなくて、あくまで諸外国と比べた場合の話。そして、これらは日本の固有の文化であるとも言えるのではなかろうか。

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