謝罪セレモニー

2007年1月22日 日常
世間は納豆と不二家で大盛り上がりだが、やはり口に入れるもので、不祥事が出ると、その企業に対する嫌悪感は爆発。不二家の場合は、今の所、実害がないにも関わらず、日本の多くの人が、怒りまくっているというのは、やっぱり日本人というのは、食にこだわりを持っている民族であると思う。

それにしても、なんという名前か忘れたが、不二家の社長が出てきて、一通り陳情を述べたあと、他のエライ人と一緒に頭を下げる姿は

 いづこも同じ秋の夕暮れ

という感じかな。過去も山一證券、三菱自動車、雪印、森永乳業と色々とあったが、例外なくこのパターン。謝罪というより単にセレモニーとすら感じる。また、三菱自動車の時だったと思うが、外国人の社長(就任直後で不祥事には関係ない)が、このセレモニーに付き合わされて不器用に頭を下げた姿に「誠意がない」という論調が一部にあったが、話が無理にあるだろうに。

不祥事の始末の付け方というか、謝罪の仕方は難しい。自分以外にも同じように「飽きた」という人も多いのではないかと思う。では、他の方法は?といえば、さりとていいアイデアがない。不二家の肩を持つ訳ではないが、昨今のマスメディアは、一旦、つまづいた企業に対して、キャンペーンの如く一定期間、ネガティブな記事を書きまくる傾向がある。となると、結果としては、企業側が仮に心底申し訳なかったと思い、上記のセレモニーをしたとしても、見ている人には全く伝わってこないという事が結論になるのではないだろうか。

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