会社法

2006年10月16日 日常
11年前に入社した時に上司から「税法はコロコロ変わるので、覚えなくても良いが、商法だけはしっかり覚えておけよ」といわれたことがある。なるべく、それを忠実に守り商法を覚え、ここまで経理としてクビにもならずにやって来れた。しかし、今年の5月に施行された会社法は、今まで蓄積してきた知識をチャラパーとは言わないが、法規の変更に伴い相当苦労している。本当は常々リアルタイムで、勉強しておかないといけないのだけどね。

経理、経理といいながら、最近は法規に関係した仕事がほとんど。ひとつひとつ条文を拾っていく作業は、地味だが、間違えられない仕事が多いので時間をかけてやっている。周りからヒマそうに思われているのかなと時々思うのだが、仕方ないか。

需要過多

2006年10月15日 日常
先週、ディズニーシーに行って「なんで、ディズニーリゾートは一人勝ちなのか?」という事を並んでいる間に考えてみた。答えは簡単。アトラクションもそこで働くスタッフも究極的にプロだからだと思う。日本各地全てのテーマパークに行った訳がないのだが、おそらく、ディズニーリゾートを越えるような所は、ないだろう。もしかしたら世界中に探しても、東京のディズニーリゾートしかないとすら思う。

ディズニーシーやディズニーランドに行くと、若い女の子達がミッキーマウスの帽子やら飾り物をつけているが、まず街ではやらないだろうし、他のアミューズメントパークでも、そこのCharacterのグッズをつけている人は少ない。この原因は、ディズニーリゾート側が、そういった雰囲気を作り上げている他、理由はない。これはテーマパークの究極の姿だろうと思う。

なんだか「一人勝ち」というは、イメージとして良い言葉に使われなく、ともすれば、敗れていった者たちの僻みにも聞こえる。しかし、現地に行くと分かる。常に進化し続けることで、リピーターを飽きさせない。どんなに列が出来ようとも我慢して並ぶアトラクションやパレードを見ていると圧倒的な需要過多であっても、成立するという事だな。
ホントに何気なく「沖縄料理が食べたいね」と前々から友人と話しており、昨日の神宮の試合中に急に決定。場所は伊勢佐木町モールにある「ちんとんしゃん」ここは良く行く沖縄料理屋で、ベタベタな沖縄料理という感じではなく、どちらかというと関東の人間に合わせてくれているような味付け。激烈に沖縄料理が好きという訳ではないので、これくらいが丁度よい。ラフテーとか豚料理をたくさん食べて、最後は何故か「モツ鍋」しかしこれがバカみたいにおいしい。5人で行って6人前食べ、プラス、ちゃんぽん麺に雑炊までたいらげる。

それにしても、最近では、どこの街でもだいたい沖縄料理を食べさせてくる店があるような気がする。それだけメジャーになったという事だろうな。
北海道の方々は、本州の人より郷土愛が強いと聞いたことがある。そのイメージがあるせいもあるが、今回のハムのパ・リーグ制覇において、そういった人達がクローズアップされているニュースが多くあるように感じる。北海道出身の知り合い「日ハムってどう?」と聞いたことがあるのだが、今までほとんど野球を見た事がない人が、ファンクラブに入るのも珍しくないそうだ。また、ひちょりパパによれば、札幌だったかの商工会議所もハムを全面的に応援しよう的な活動をしているという。また、知らなかったのだが、北海道日本ハムファイターズという球団は、日本ハムの100%出資企業だと思っていたのだが、北海道内の主要企業も出資しているとの事。地域密着とは簡単に言うが「ヒト、モノ、カネ」が揃ってこそのもの。さらに移転3年目にしてパ・リーグ制覇となれば、成功という他ないだろう。

思う。
事を成就させようと思ったら、何より、関わる人たちの情熱。

※日ハムメモ(wikiより)

・「ファイターズ」という名前は公募で、岡山県の女子高生であり「(当時在籍していた)大杉勝男選手(故人)がガッツがある、ファイターだから」という理由。

・歴代、盗塁王は輩出していない。

・神宮球場をホームグラウンドにしていた時期がある
神宮に行っていたので、ライブ画像は見られなかったのだが、帰宅後、すぽるとで確認。神宮で「2塁内野安打で2塁ランナーが生還でサヨナラ勝ち」と、ぷら君からメールをもらってもイメージができなかったのだか、画像を見て納得。ひちょりは最後で最高の走塁を見せたろう。1−0のスコアであったがいい試合だった。勝った八木は、ひたすら素晴らしいが、負けた斉藤も本当に素晴らしい。2球で2失点する投手はゴロゴロいるが、2試合完投で2失点2敗とは可愛そうすぎる。ともあれ、北海道日本ハムファイターズの選手、北海道のファンの皆様、酔っ払って寝ているであろうハムおやぢ、ストッキングおやぢこと木村さん(仮称)、おいしいカルビうどんを出してくれる絵里花のひちょりパパ、荏原交通の藤島さんには、素直におめでとうと言いたい。

プレイオフ導入時には、やいのやいのと言われてきたが、始めて3年目だし、いきなり完璧なものなど出来ないのだから、悪い点は少しずつでも直していけばいいのではないか。1位通過のアドバンテージ1勝だって、やってみないとわからなかったことなんだし。あとは3位チームの取り扱いをもう少しアレンジすれば、結構、いいものが出来上がるのではないか。時代とともに顧客へのサービス方法を変えていくというのは、やって当然だと思うし、その努力は常に必要だろう。セも来年からプレイオフ導入が決定しているが、この点は踏まえる必要があるだろう。

これで日本シリーズは、中日とハムという事になったのだが、上田よっちゃん対ハム投手陣、奈良原対ハム投手陣、というシーンが見られると思うと、1試合くらい鎌ケ谷でやらねーかな?と2ミリくらい思ったりもする。

ちょっと気になって調べたのだが、今日のハムの先発・八木投手は、今年のイースタンの開幕投手。相手は湘南で先発は堤内。色々と考えさせられるものがあるな。

一身上の都合

2006年10月11日 日常
勇気がないので、辞表だの退職届だのは出したことがない。だからどうやって退職手続きをするかも知らない。昔からバイトも部活も趣味もずっと同じものを続けている。知らないうちに、続ける事が最上級の価値であると勝手に思っているのかも。

で、昨日の続きだが、彼女が「辞めたら会社に迷惑がかかる」といっていたが、これは著しく違う。体壊すくらい働かされたとか、同僚との人間関係がうまくいかなかいから辞めるとか、色々と事情はあるだろうが、もっとリソースな部分で、雇用者というのは、辞めるという権利が最初からある。従って自主退職とは、その権利を行使するに過ぎないだけで、理由なんて関係ない。よく辞表に「一身上の都合」とお決まりの文句があるが、一身上と言ったら地球の果てまで行っても一身上。それ以上でもそれ以下でもないし、常識的には、それ以上は聞かないマナー。

多分、「迷惑がかかる」という概念は、日本人固有のメンタリティではないかと思う。よく言われるムラ社会の文化。ただ、退職ということに関してだけ言えば、思いっきり権利を行使しても良いのではないかと思う。
1つ年下の女性の知り合いと電話で話す。この方、こちらが申し訳ないくらいに長い労働時間の中、毎日、働いており去年の夏に「辞めたい」と相談を受けたことがある。今日の電話では、この話をするつもりではなかったのだが、電話は自然といえば自然に次第に仕事の話に。聞けば、毎日、22時、23時くらいまで働いており、最近、特に相当滅入っていて彼女自身も辞めたいモードが去年より進捗しているそうだ。

彼女は、とてもマジメ人で、辞めたモードが満載でも、100%仕事に注力してしまう傾向にあるように見受けられる。具体的には自分の体調とか仕事への意欲とか、そういったものが後回しになり、結果として心身困憊のになるようだ。その裏づけとして「辞めたい」と口にしながら「辞めたら会社に迷惑がかかる」とまで言っている。彼女に対して、何かいいアドバイスはないかと考える。電話の限りなので、状況を網羅はしていないが、今、最善だと思われる

 頑張らないように頑張れ

と言うことにした。これが良い方向に行くかどうか分からないが、なんだか一番適切のように思えたから。

仕事というのは、どっちにしても大変なものである。楽してガンガンお金が儲かるなどという事はありえない。必ず苦労が付いて周る。これで1年目、2年目の人だった「そんな事を言わずに頑張れ」というところだが、彼女は勤続10年。さすがにこれ以上「がんばって続けろ」とはいえない。どっちにしても、判断は本人がすることではあるが、どういう結論であっても、彼女の判断を支持しようと思う。

多分、彼女のように言い方は悪いが病んでいる人は随分いると思う。そういった人達には「頑張らないように頑張る」と言ってあげるようにする。個人差はあるにせよ、毎日、全力疾走で働き続けることは、自分にためにも会社のためにもならないのではないかと最近思う。

同じ歳

2006年10月9日 日常
社会人になるまで一切、気にしなかったのだが、ここに来て初めて会う人が同じ歳だと、それだけで親近感が沸いたりする。同じ時代に同じようなテレビをみたり、同じような教科書で勉強したり、同じようなニュースがあったりと共通項は非常に多い。女性の場合は結婚して家庭に入っている人も多いが、働いている人であれば、同じような仕事での苦労などがあり、年齢的な苦労がよく分かったりする。そういった意味では、プロ野球選手など同じ歳という理由だけで応援したくなる。
仔細あって東京ディズニーシーへ行く。3連休の中日という事もあり大混雑。入場規制になるところ、ギリギリでチケット購入。あと10分遅れていたらアウトだったというくらいシビアなタイミング。混雑は予想していたとは言え、これほどまでとは。恐るべし東京ディズニーリゾート。チケットはギリギリで購入できたものの、中のアトラクションはどこも長蛇の列。下限は40分で最長だと200分待ちというものも。よってガンガン、アトラクションに乗りまくるというのは不可能で、長いこと並んでアトラクションは5分で終わりという、ありがちなパターン。

自分も一緒に行った人も、そこそこいい大人になってしまったので、並ぶとか、時間をつぶす心得はあるので何てことなかったし「混んでいるものだ」「こういうものだ」というお互いのコンセンサスがあるので、取り立てて問題はなかったのだか、長い列に並んでいると、見た目20歳前後のカップルが夕方近くなると、何やら不穏な空気が漂ってくるのがよく分かる。多分、我慢の効かなくなっている時間だろう。だいたいは、相手のちょっとした仕草や、会話の端々にある「気に入らない」言葉から、普段だったら決して気にならないようなことでケンカになるのがよく分かる。多分、「ディズニーランドに行くと別れる」都市伝説はこれが起因だろうと思う。

思う。ディズニーランドに限らず、こういった経験は誰にでもあるだろうが、その当事者というのは、後にならないと気がつかない。逆に経験がないとすれば、後から必ず同じようなことが起こりうる。従って、このポイントで結果、彼らが別れしまっても仕方がないと思うし、経験しておいた方がいいのではないかとも思う。万事が最初から上手くいくという事など決してありえないのだから。
凱旋門賞の前日、『ディープは凱旋門賞に勝てるか否か』のありがちな番組が放映されていた。その中で井崎脩五郎が

『天地がひっくり返っても変わらない事がある』

と発言。それは何か問うならば

"DEEP’S SPEED"

との事。一瞬分からなかったが、さすが井崎脩五郎。素晴らしすぎ。恐れ入った。

祝日

2006年10月6日 日常
四半期に1回、New Yorkにレポートを提出する業務がある。10月は6月〜9月の第三四半期分の提出なのだが、時差と日本の休日の関係で、9日の体育の日は出社することになった。外資に勤めている以上、時差と休日の違いはやむなし。

どうやら、日本という国は諸外国に比べて祝日が多い国とのこと。理由として、祝日とは歴史に起因していることが多いからだそうだ。逆に日本の場合は、連続して何日も休むという習慣がない。どちらが良いのだか悪いのだか。

おつかれさま

2006年10月5日 日常
働き出して、何度言ったか分からない言葉。同僚が帰る時、またオフィス内ですれ違った時、会議の始まりや終わりと、あらゆる場面で登場する。また「おつかれさま」という言葉は、職位に関係なく使われる言葉であって、例えば平社員が社長に「おつかれさまです」言ったところで、何ら失礼にあたらない。「毎度どうも」と同じくらい汎用性のある言葉で、かなり完成度の高い言葉ではないかと思う。

日本語というのは、英語に直球で変換できない言葉というのが多く、日本語がそのまま海外で使われていることが多い。「おつかれさま」も世界中で使われないかな?と密かに思ったりもする。

携帯電話の電池

2006年10月4日 日常
ここ数年、年に1回、携帯電話の機種変更をしているのだが、今年は、去年から何となくそのまま使い続けている。考えてみればメールだって普通に使えるし、余り撮らないがカメラだって動くのだから無理に機種変更などする必要はない。そもそも主役である電話も全く問題もない。ただ1つ問題がある。それは電池。何気なく1日使っていると、場合によっては電池がみるみる消耗して、夜に電池切れを起こす。auショップのお姉さん曰く携帯電話は、電波の届かないところで、受信状態のままにしておくと、電波を探しに行くらしく、通常より電池を消費するとのこと。それも踏まえて、地下鉄の中、就業中などは電波をオフにしている。にも関わらず、ここに来て電池の消耗が著しい。

ふと考えてみると、カメラやメールやWeb、さらに最近ではワンセグといった、明らかに主役であるはずの電話機能がおまけ状態になっていて、機能と電池消耗度が比例していない。機能がいっぱいついたから、電池の減りが早いともいえるが、それにしても、周りに聞いたところ1年以上経つと、だいたいは同じように、みるみる電池が消耗していくとのこと。

んー、機能はどんどん進化しているのに電池は大して進化がとげていない。ソニータイマーではないが、1年で消耗が著しくなるように設計しているのは勘ぐりすぎだろうか。

概念

2006年10月3日 日常
4日続けて凱旋門賞の話になるのだが、ディープインパクトは日本では異次元の能力で数多の大レースを圧倒し「日本に敵なし」とまで言わしめた最強馬。ところが、フランス・ロンシャンでは3着。最後は脚が止まったようにすら見えた。レース後、新聞、雑誌、Web等では「残念」という言葉と同時に「何故、負けたのか?」という事も色々なところで書かれている。ここで、ふと気が付いたのだが、前出のとおり、ディープインパクトという馬は、日本では敵がいないので海外のレースに挑戦したという経緯がある。しかし今回、3着という結果、色々な原因があるだろうが「馬場が合わなかった」「斤量が重かった」という適正面が多く指摘されている。乱暴な言い方だと、強いという事は、これらNegative Factorをすっ飛ばして、余り精査せずに思い込んだの部分が往々にある。つまり「強い」を前提にしてしまうとで、それらも全てフォローするだろうという発想。見ている我々もそうであるから「勝つ」と思い込んでいたフシもある。

 強いのだから海外遠征に行く
 日本で強いのだから、海外でも勝つに決まっている

という概念。ところが、レースが終わってみると、色々と指摘点があがってくる訳で、結果を見ないと気がつかないという事が結構多い。つまりは、既存の「概念」によって我々は知らないうちに支配されていることが多いのではなかろうか。

これは競馬の一例だが、世の中、知らないうちに「概念」によって支配されていることというのは多い。かっこいい男は人間的にも素晴らしいとか、金持ちは全員幸せであるとか、ある一定の特殊能力のおかげで、Negative Factorをすっとばしていることが多い。「概念」によって支配されている状態を0とした場合を一歩下がって「どうなのよ」くらいのトーンで考えると、1は無理でも0.5くらいは前進できるのではないか。そのためには、概念支配から逃れなければならないのだが、これって最終的には、経験がカバーしてくれることの方が多いのだと思う。

結果的としては、神様ではない限り、事象の結果はやってみないと分からない。。しかし、あらゆる手段を講じることによって、今の「概念」より、よりよい「現在進行形概念」を生み出していけるのではないかと思う。もちろん、かなり難しい話ではあることは間違いない。

岡部さんの涙声

2006年10月2日 日常
今回の凱旋門賞、ディープインパクトが楽勝できるなどと到底思っていなかったが、天候、馬数がディープに味方していただけに残念至極。それでも夏のハーツクライ同様、いい競馬を見せてもらった感が一杯である。NHKの中継では「勝負服」を「ユニフォーム」と言ったり違和感アリアリだったが、まあ、普段、競馬を見ない人のための向けの放送、NHK独自のポリシーだと思えば、納得できるし、何よりライブで、かつ岡部さんが最後の直線で「まだまだ、まだまだ」「大丈夫、大丈夫」「がんばれ!」と実況に被っていたこと。そしてレースが終わったあと涙声で

 はい、競馬の内容は、本当に競馬をしていますよね。
 自分の力を出していると思いますね。
 願わくばライバル達をもっと前に動いてくれればなぁ
 というのが見てての感じですよ

というのが、とても印象的。放送中、これに気がついた競馬ファンの誰もが、ぐっと来た瞬間ではないか。Web上、新聞などでディープの前受がどうだったのか、仕掛けのタイミングがどうだったとか言われているが、ディープインパクトという馬は入厩してから騎手では武豊騎手しか背に乗せていない。その騎手の作戦なんだから、もうこれは仕方ないだろう。むしろ我々がとやかく言うのは筋違いだと思う。

競馬というと=ギャンブルというイメージがアリアリだが、それと切り離し、スポーツ/競技という側面から、過去、数多の日本馬が欧米に遠征しケチョンケチョンにやられたことを思うと、ハーツクライにせよ、ディープインパクトにせよ本当によくやってくれた。

ディープインパクトは決して力負けではないと思う。むしろ凱旋門賞なりキングジョージといった、欧州馬しか勝たせないぞ的なレースに勝つ日本馬は、近いうちに現れるのではないかと思う。それには「最強馬」という概念ではなく、欧州の馬場向きの血統であったり、欧州向きの走法の馬を持っていくというのが近道でないか。おそらくそうなるとディープインパクトより弱い馬が行って勝つ事だって可能性としてはある。競馬とは、決して速い馬が勝つ訳ではない。では、どうしたら勝ち続ける馬が生産/育成できるのか?ということは誰も分からず400年の時を経ている。何回やっても何年やっても正解がないことこそ、競馬の面白さではないかと思える。
ディープインパクトは3着。でも、いい競馬だった。勝ちタイムが2’31"7というのは、競馬とは「必ず速い馬が勝つ」という訳ではないという事を証明したレースというところか。やはり斤量、馬場、初コースはディープにとってはつらいというのもあったが、両サイドから競られた競馬というのも初めてだったというのもあるか。仕掛けがどうこうもあるけど、欧州馬のゲートの出の悪さを考えれば、前受けするのも、武騎手は織り込み済みだったろう。ハリケーンラン、シロッコの着順を考えると前から行くのは決して間違えではない。そういった意味では力は出しきったと思う。NHKの画像で残り最後の直線300m、一瞬、夢を見たが、仕方ない。これが競馬。何より無事で帰国してほしい。

須田鷹雄氏も言っていたが、今日、ディープが負けたからといって、ディープは既に日本競馬史上最強の馬であるのは間違いないのであるから、評価を下げるものではないと思う。負けたからといって、それだけは見誤ってはいけないのではないだろう。
凱旋門賞(Group1)

10月1日(日)
仏国ロンシャン競馬場 2,400m(芝)
3歳以上 牡・牝
3歳:56キロ、4歳以上:59.5キロ(牝馬1.5キロ減)
17:35(日本時間24:35)発走予定

1-2 ディープインパクト 牡4 59.5
2-1 ハリケーンラン 牡4 59.5
3-6 シロッコ 牡5 59.5
4-5 プライド 牝6 58
5-4 レイルリンク 牡3 56
6-8 シックスティーズアイコン 牡3 56
7-7 アイリッシュウェルズ 牡3 56
8-3 ベストネーム 牡3 56

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1998年にタイキシャトルがジャックル・マロワ賞を勝ったレースは、たんぱ放送で聞いた記憶がある。なんだか今は、その感覚にとても似ている。

どうやらロンシャンでは、歴史的瞬間をこの目で見ようと3000人とも4000人ともいわれる日本人が押し寄せているらしい。書く新聞、雑誌ではディープが必ず勝つ的な論調や記事が目立つが、むしろ「勝ってほしい」という願望が強く出ていると思われる。馬場状態、アウェイ、血統などを考えると考えるほど簡単に勝てるとは思えないというのが、正直な感想。とは言っても、ディープには勝ってもらいたい。欧州の根幹距離である2400m、しかも世界最高峰のレースで、その強さを見せ付けてほしい。

横浜戦力外通告

2006年9月29日 日常
投手
36 村西 哲幸
50 森 大輔

内野手
45 福本 誠

外野手
9 田中 一徳

いろいろと意見のある方、当該選手を応援していた方もいると思うが、4選手とも今年は一度も1軍に昇格していないのだし、順当といえば順当。「嘘だろう?」という事もないというのが率直な感想。

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◆ 村西 哲幸
毎回、見るたびに投球フォームが変わる投手だったという印象。さらにルーキーから2〜3年はやたらに投球間隔が長くて、試合時間がエライかかったこともよくある。また2000年のロッテ戦で1イニング40球も投げて1失点という謎の投球も披露。去年だったか一昨年だったか1軍に昇格し神宮で見た事があるが、それはそれは酷い投球内容だった。ちなみに出身校の比叡山高校は進学校。

◆ 森 大輔
森に関しては、色々と意見がある人も多いと思う。しかし「投げている姿を見たことがない」という人がほとんどだろう。よって、いうなれば3年目で戦力外は、正解ではないのだろうか。ファームで投げているを1度だけ見たことがあるが、ほとんどストライクが入らず四死球連発だったのを覚えている。多分、ファームの公式戦では2試合か3試合に登板したと思う(フェニックスリーグで投げていた覚えもある)1軍実績があれば、もう1年くらいという感じもしないでもないが、期待がされて入団したといってもファームですら投げていないのだから、本人のためにもやむなしだろう。

◆ 福本 誠
実は金城より先にプロ入り初ヒットを打っている(もちろん1軍)一時期、当時、内野手だった金城とともに「ポスト石井、ポスト進藤」など言われた時期もあったりした。福本のことを書くと山ほどかけるが、何といっても湘南元年、宜野湾のキャンプで「シーレックスのユニフォームは海に捨てました」と言って、結局はほとんどシーレックス暮らし。ただ、プロ野球というのは、全員が全員ファームで実績を上げて1軍で活躍するという訳ではない。ファームで何本ヒットを打っても1軍に上がることはなくファーム暮らしで「なんでクビにならないのだ?」という選手が各チームに1人や2人は必ずいる。目的は、若手の壁となるため。福本はその典型的な例ではないだろうか。現在、新人王争いをしている吉村は今でこそ外野だが、ファームではほとんどが内野。もちろん、吉村の打棒は素晴らしいものがあるが、福本とぶつけて1軍に昇格していったという側面だってある。今、1軍で活躍している選手の多くは、福本のような選手を乗り越えていったということを忘れてはならない。

◆ 田中 一徳
入団当初から足が速く、外野守備も秀逸といわれ、森前監督に「田中がいれば外野手は2人でいい」といわしめた選手であったが、思ったより不器用で、足が速いのと走塁センスがあるというは別だという事を知らしめた選手。ルーキーから2年目くらいまでは、そこそこ1軍にいたと思うのだが、それ以外はファームで見る機会が多い。実際にバッティングを見ても、ポップフライばかりで、ゴロがなかなか転がらない。またランナーに出てたとしても、ガンガン盗塁を決めるという事もない。確かに左中間、右中間を割った長打が出たとき、2塁付近からの加速はすごかったが、それ以外は「足が速いはず」という知識がなければ、他の選手と余り変わらないようにすら見える。また守備に関しても、ソツなく裁くが、かといって上手いとも思えないし、現在のベイスターズでいえば、小池クラスかそれ以下ではないかと思う。だったら打てる分だけ小池だろうというのは、道理といえば道理。今後、どうなるか分からないが、充と取捨選択した場合、ヒットが出る分、充を残すというのもアリではないかと思う。

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前出の通り、色々と思い入れのある人もいるかと思うが、毎年、誰かが入ってくるという事は、誰かが辞めるというのがプロ野球。今日、戦力外通告を受けた選手だって、入る前には誰かが辞めている訳で、そういった世界であるという事は忘れてはならない。

Impact on the World

2006年9月28日 日常
現地時間10月1日(日)にフランス郊外のロンシャン競馬場で、世界一と冠される凱旋門賞が行われる。このレースには、日本の史上最強馬・ディープインパクトが出走予定。凱旋門賞とはどれくらい権威があるか?という質問に海外競馬ジャーナリストの合田直弘氏は

・ゴルフのマスターズ
・テニスのウインブルドン

と同じくらいだといっている。まさしく競馬世界一決定戦というのにふさわしいだろう。最新の情報だと、キングジョージでハーツクライを負かしたハリケーンラン、昨年の米国ブリーダーズカップ・ターフの勝ち馬のシロッコ、そしてディープインパクトの3強ムードが高まり、回避馬が続出、最終的に出走馬は8頭になる模様だ。

日本では「ディープが勝つ」くらいの勢いで報道されているが、馬場状態、3歳馬との斤量差(3.5キロ)、レース間隔、そして何より、どアウェイであることを考えると、言うほど、簡単ではないと思う。しかしながら、ディープは皐月賞で落馬寸前の出遅れながら最後は圧勝、菊花賞ではかかりまくっても直線では末脚爆発、天皇賞(春)では、3コーナーで大外からまくって完勝と今までの日本競馬を覆してきた馬だけに、常識も打ち破って、その名のとおり衝撃を与えてくれると期待する。ともあれ、日曜日の夜中は、普段の馬券兄ちゃんではなく、心よりディープインパクトを応援したいと思う。

*凱旋門賞放映情報
・NHK総合テレビ 10月1日(日)24:02〜25:00
・NHK BS1 10月1日(日) 23:30〜25:00(23:30〜は「凱旋門賞」事前特番を放送予定)
まだプレイオフがあるにせよ、日ハムがレギュラーシーズンを1位で通過。多分、優勝決定の瞬間は寝ているであろう、ハムおやじ、荏原交通の藤島誠剛さんも喜んでいることだろう。色々とハムに関しては感慨深いものがある。多分、日本ハムファイターズというチームを始めて生で観たはの80年代。場所は後楽園球場で、ほとんど客のいない西武か南海戦だったと思う。その後も88年東京ドームの初のナイトゲーム(西武戦)も現場で観たし、何たって、哲坊と川崎球場に行くと何故かハム戦が異常に多かった。当時のハムの選手といえば、白井、古屋、デイエット、ブリューワ、広瀬、田村といった面々。そんな中、背番号37をつけてショートを守っていたのが、今、プロ野球選手の中で一番応援している田中幸雄選手。そういった意味でも、昔から日本ハムというチームはパのチームの中でも身近なチームであるような思える。

時は流れて90年代後半。ロッテが千葉に移転してパ・リーグの球場に足が遠のいていたが、会社の帰りに「もっと金払うよ」的な激安ファンクラブのおかげで再び東京ドームへと通うようになる。また、イースタンの試合を見始めたのもこの頃で、再び日本ハムというチームが身近になってきた時期でもある。何より今年、活躍した主力選手は、ほとんどが鎌ケ谷や追浜で観ているだけに、我が事のように嬉しい。

さらに時は流れて、日本ハムは2003年を最後に東京ドームから札幌ドームに移転というドラスティックに変貌する。移転に関して当時は、色々と物議を呼んだが、今年の北海道の人達の盛り上がりなどを見ていると、真によかったなぁと思える。確かに東京に残したファンもいるとは思うが、巨人ファンの多い地区に、今までになかった「地元チームの野球の楽しさ」みたいなものが電波したのはいいことではないだろうか。

ハムが1位通過(プレイオフがなければ優勝)というは、北海道移転、ヒルマン監督の就任、新庄入団、鎌ケ谷でがんばった選手の活躍と、色々なファクターの最大公約数ではないかとビールの中継かけを見ながら思う。先日行ったマリンの客入りや、今日のインドの西武対ロッテ戦、また今年の北海道の盛り上がり方を見ていると、去年、新庄がオールスターのMVPのインタビューで

 これからはパ・リーグです

と言ったことが、現実味を帯びてきたのではないかと本気で思う。

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