外国人の仕事

2006年8月17日 日常
なんだから、経理といいながらバリバリに伝票切ったり、請求書の整理するなどいう事が最近は少ない。どちらかというとレポート系の仕事が多いのだが、海外からExcleファイルがメールで送りつけられてきて、これに数字を入れて送り返せのレポートが結構ある。英語は、よく分からないのだが、数字は万国共通だし、経理・簿記・会計の世界においては、意外と英語が直球で日本語に翻訳されているケースが多いので、そんなに混乱することはない。で、送られてきたファイルにパチパチ打鍵して、数字を入れて送り返す。もちろん時差があるので、返事は翌日となるのだが、よくあるのが「数字が違う」的な返事。よく調べてみてもこちらの帳簿を見ても間違いはない。何が違うのかと必死に調べてみると

 そもそも送られてきたファイルのフォーミュラーが違う
 ※Formula=計算式が埋め込まれているファイル

という事に気がつく。散々、文句を言って同じファイルを送り返してやるのだが、ほとんどのケースがお詫びどころか返事もない。結構、色々な国の人とやりとりをしているのだが、珍しい話でもない。そう考えると、やはり日本人というのは、日常で普通だと思っている事であっても、他国の人に比べれば、生真面目で民族に思われているという事だろうな。
須田鷹雄氏のblogで「ネット世論の右傾化」が書いてあり、中々面白かった。要約すると

> その原動力になってるのは小泉内閣でも好戦論者でもなく、
> ほかならぬ左の人たちですよ。自称市民の人たちから朝日新聞、
> TBS、果ては中国政府までがやりたい放題だったからこそ、
> それに対する反対意見が説得力を持ってきてしまうわけですよ。

との事。確かにその通りだと思う。どっかで書いたが、そもそも、我々、戦後教育を受けたものは「右」も「左」もよくわかっていないで、ある程度の年齢になってしまったという人がほとんどである。ところがノムヒョンや中国から、やいのやいの言われれば、特に材料という議論もなく「なんだと!」という話になり、知らず知らずのうちにカテゴリー「右」の意見が多くなるというわけである。非常に利にかなっている話。

無理矢理、強引に分けるとすれば、村社会である日本の場合、日本人の遺伝子レベルで、「保守」というキーワードが組み込まれているのではないかと思う。保守であれば最低限、今のレベルはキープできるというのが、根幹の考え方で、何も現状をぶっ壊してまで、よりよくしよう思う人よりは圧倒的に多いのではないか。それがインターネットという媒体を介して表に出始めたのが最近というのもあると思う。

前日の日記にもつづったが、我々、日本人というのは、知らないこと、知らされていないことが多いような気がする。最近、この手の新聞やニュースを見るたびに、どうも勉強不足という事を実感してならない。

靖国問題

2006年8月15日 日常
小泉総理が、完璧な居直りを発揮し靖国神社に参拝して、国内外問わずに大騒ぎとなった。中国・韓国の毎度の口上、パフォーマンスもそろそろ辟易とした感がある。日本という国は、クリスマスを祝い、大晦日には除夜の鐘をついて、年が明ければ初詣に行くという世界に類を見ない宗教観において、これだけ国内でも意見が真っ二つに割れている事柄も他にないのではないのではないか。

1週間くらい前の新聞で読んだのだが、極東軍事裁判の内容を知っているか?という質問に対して、30代で70%、20代で90%の人が「知らない」と答えている。当然、問題となっている、いわゆる「A級戦犯」も具体的にはどういったものかという事を知らないという事だ。このA級戦犯という呼称は、一番罪が重いと認識している人が多いが、大きな間違えで平和に対する罪=A項目戦犯(カテゴリーAというべきか)について有罪判決を受けた戦争犯罪人をさし、28人が起訴、うち有罪25名、判決前に病死が2名、訴追免除が1名となっている。25人の有罪判決のうち7名が合祀されていることが争点となっているという訳だ。

中国や韓国の「A級戦犯=戦争責任者だから怪しからん」という常套文句にはいささか問題がある。A級戦犯で有期禁錮7年の刑に服した中に重光葵(しげみつまもる)という人がいる。戦艦ミズーリ号甲板上でおこなわれた、連合国への降伏文書調印した人といえば「そういえば、そんな写真を見たことがあるな」という人もいるだろう。この御仁、服役後は政界に復帰し、ソ連との国交回復、日本の国連加盟に尽力した。また1956年12月18日、国連本部で日本代表として加盟演説を行うなど戦後日本の外交に尽力した訳だが、当時も今もA級戦犯でありながら、取り立てて何も言われることもない。しかし、死刑に処され靖国神社で合祀されている人には、やいのやいの言う。これはどういう事だろう。

中国や韓国が何やかんや言うのは、ひとまずおいておいて、自分達の世代、またそれより年下の世代においては、日本史という学問は、多くの人が戦前、戦中、戦後の極めて近い近代史は、ほとんどスルー(またはそれに近い状態)されていると思う。言うなれば、完全に「歴史」となっていないというのが、本質であり、現状としては「うやむや」にしておいた方が何かと都合がよいのではないかと考えられる。

靖国問題といわれているが、よく考えてみると中国にしても韓国にしても日本にしても、認識されていない事実が余りに多いため、キチンとした議論が成立しないから、いつまでたっても平行線のままという一面もあって問題が多岐に渡っているところもあるように思える。歴史認識は他国と共有するなど不可能に近い。少なからず日本においては、実際に、何が起こったのかという事を知るところから始めなければならないのではないか。

ちなみに自分は、中国にも韓国にも行った事があるが、例えばイメージされるような、日本人だと分かり囲まれるような事はないし、両国ともに他の外国の印象と同じくらいの感覚ではいる。

矢野退場

2006年8月14日 日常
先週の11日、スタジアムの試合は見ていなかったのだが、横浜の天敵・矢野が有隅球審に暴行をふるって退場処分だったとか。帰宅後、プロ野球ニュースを見ると、石井のバットに当たったようにも見えるし、当たっていないようにも見える。矢野が退場になるくらい激昂しているところを見ると、多分、バットに当たってファールではないかと思われるが、地球の果てまで行っても判定は判定。これで覆したりしたらもっとおかしい話となる。

今年のプロ野球は誤審が多いといわれているが、メディアは、こういったプレイがあると、こぞって何でもかんでも「誤審」と書き立てる。しかし実際のところ、一方のチームが抗議に出たからといって、必ずしも「誤審」というのは、おおよそ半分くらいしかないとも言われている。こういった現状を踏まえた場合、最近思うに、一方的に審判員がやられすぎのように思える。先般の横浜とソフトバンクの試合でも、渡田球審の判定自体は、間違えていないようにも思えるし、協議をしなかったという点で色々と言われているが、そもそも協議の必要がないプレイで、協議したところで併殺で試合終了は変わらないだろう。それでもずっと「誤審扱い」。連盟を含めて、審判員をフォローする人、あるいは退場処分を受けた選手・監督は今までにないような重い処分を化すスキームにしてもよいのではないか。

そもそも、審判の上手い、下手というのはどういうものかとも考える。例えば、高校野球の審判が下手という話は余り聞けない。これは高野連が「絶対に判定に不服を言うな」的なプレッシャーをかけているから。(ルールを鑑みればとても正しい)仮に高校野球で今日の横浜・阪神戦のプレイがあったとしても、大騒ぎにはならないと考えられる。高校野球で出来て、何故、プロで出来ないのか。つまりは上手いか下手かなどというのは、周りが騒ぐか騒がないか、または騒いでよい環境か、騒いではいけない環境かくらいの違いではないか。騒ぎ続けたら「誤審」というストーリーから脱却するべきだと思う。

こんなことが続くと、横浜は渡田、阪神は有隅が邪悪な審判でと言われつづけ、極論は、審判の抵抗として「じゃあ、審判なんてやらねーよ」と言いだすのではないかと少し思ったりもする。ましてやプロの審判は、審判を生業としているのだから、片方のチームだけに有利な判定ばかりしているという事も考えられないし、あったとしても、審判を審判している人達が早々にクビになるだろう。

もちろん、ミスジャッジはないに越したことはない。しかし、どう考えても約3時間の試合を完璧に裁定することは不可能だし、包括的にルール上では、それをカバーしているはずが、日本のプロ野球の場合は、すっかり形骸化している。またプロとアマの審判はどちらが上手いか?といえば、理屈からいって、試合数が圧倒的に多いプロの審判の方が、相対的に上手い審判が多いと考えるのが普通だろう。ほとんど報道されなかったが、いつだったかの日米野球でも来日したアメリカの選手が日本の審判のジャッジを高く評価したこともある。

で、今日のこの判定を巡って、横浜はランナー2人が生還。四球の石井も2塁まで達する。四球はインプレイであるから。ただし退場を宣告した時点ではボールデッドになる。なんでも、退場を宣告した時点での、石井が占有していた塁についても、色々もめたとか。
友人よりもらった「真田太平記」のビデオを昨日から15時間くらい見ている。多分、このドラマ自体は通算5回くらい見ているのだが、何度見ても面白い。中でも、真田昌幸・源二郎(幸村)親子が、越後の上杉弾正少弼景勝に和議を申し入れるシーンは何度見ても最高。この上杉景勝とは、上杉謙信の養子で二代目当主。1598年、秀吉の命により会津120万石に加増移封、関が原以降は家康によって所領を召し上げられ、うち米沢郡信夫郡伊達郡三郡のみ安堵され、出羽米沢30万石に減転封。

ちなみに上杉景勝は、飼っていた猿が、もっともらしく景勝の物まねを目にして、そのかわいらしさに大声で笑ったことがあるそうだが、生涯だ笑ったのは、その1度だけと言われるくらい感情を表にださなかったそうだ。

話は変わるが、上杉景勝の養父、上杉謙信をwikiで調べたところ、上杉謙信女性説というのがあるらしい。理由は下記の通り(以下、wikiより引用)

・謙信の死因について、現代で言うところの「更年期障害による婦人病の一種」である「大虫」と記載されている文献が存在する。

・合戦中にも関わらず1ヶ月周期で腹痛を訴え、兵を引き部屋に引き篭もったりしている。

・スペインの国王宛に書かれた手紙には「景勝の叔母」と記載されている。
・謙信の遺品の衣類を見てみると真っ赤であったり、男物とは思えない。

・当時、謙信のことを「男もおよばぬ大力無双」と歌った歌がある。

・当時、女性城主は珍しくなく、江戸時代に入ってから武家諸法度により初めて女性城主が認められなくなった。そのため江戸時代から現在に至るまで「城主=男」という常識が存在する。

・関ヶ原の戦い以前から徳川家と対立しており、やっと許しをもらったばかりの上に、外様大名で立場が弱かった上杉家が「謙信の代でお家断絶している」と言われるのを恐れ、謙信を無理矢理男性にする必要があった。

・上杉謙信の肖像画は見るからに男性であるが、これは江戸時代に作成されたもの。上記、謙信を男にする必要があったため不自然にヒゲを生やした男の肖像画を描かせたのではないか。

また、補足として、

ゲーム戦国BASARAで、上杉謙信は女性のような容姿をしており、声も女性が担当しているが、この上杉謙信女性説を元にキャラを作成したと見られる。
(前回のつづき)
昨年、堤義明氏、今年は堀江貴文氏、村上世彰が、それぞれ証券取引法で逮捕された。もちろん各メディアはこぞって報道し、村上氏が逮捕の際は、号外まで飛び出した。堀江氏が逮捕された時に、たまたま税務署の人と話す機会があったのだが「読んでいる人も、記事を書いている人も、何がどう悪いか分かっていないと思う」と言って、まったくその通りと思ったことがある。ただ「出る杭は打たれる的」文化の日本に於ては、ニュースを見た人、聞いた人は「よく分からないが、ともかく悪人」と感じた人がほとんどではないだろうか。

結局のところ、情報というのは、自分で確認する他ないという事が結論付く。新聞、テレビまたはインターネットに流れている情報というのは、必ずしも正しいという訳ではないという事を認識する必要がある。いや、正しくないというと語弊がある。むしろ、違う角度から、その事象について検証する必要があるというべきか。ある程度、複数の角度から見て、やはり自分で判断する必要がある。従って、目にとまる情報というのは、実際の所、そのものの断面に過ぎない。今は、個人レベルでどんどん情報を発することができる時代。一昔前とは、比べることは出来ない。その中で、使える情報、鮮度の良い情報は結果としては、自分でしか分かりえないのではないか。流れてくる情報を受け取っているだけでは、取り残されてしまうという事も合わせて認識する必要もある。
(前回のつつぎ)
経理という生業であれば、必ずついて回るのが税務調査。去年は税務調査の当たり年というべきか、なんだかんだで3つくらいの調査が入った。経理と関わりのない仕事の人、あるいは世間のイメージとして、税務署・国税局の調査というと=マルサで、さも脱税しているようにとらわれがちだが、だいたいは、どこの会社も3年に1度程度は調査が入り日常的といえば、日常的な話。

この税務調査は、ある程度の規模の会社であれば、来たら最後、何かしら「おみやげ」といわれる追徴金はもっていかれる。事実、どこの会社も完璧に税法に照らし合せて、完璧な申告するは不可能だし、むしろ税法自体が、言い方が悪いが、どうにでもとられていいような書き方をしているからだ。ところが、当局は確かに嫌われ者ではあるが、かといっても鬼ではない。また調査期間も決められているので、調査も進み、ある程度の時期に来ると、調査というより「交渉」に入る。この交渉とは、文字通り、追徴額の交渉。

 Aの案件では、これだけ追徴するが、Bの案件は勘弁してやる

といった具合。もちろん絶対に当局側は「交渉」などとは口にしないが、根拠は、まったく不明ながら追徴額を設定し「いかにその金額にキャッチアップできるか?」を会社側と交渉する。当局が、隅から隅まで調べあげれば、もっと追徴額を取れるとも思われるが、物理的に時間的に不可能は目にみてあきらか。よって「落し所」模索して、手打ちにしようというのが日本の税務調査の実態であり官民の癒着といえば、ライン上くらいの話ではないかと思う。

よく「○○社、○○億円の申告漏れ」というニュースが出てくることがある。ニュースを聞いた人は、直球で「脱税」と思うであろう。しかし、前出のとおり税務調査は、どこの会社でもある話で、当局は来たら最後、何かしらは持っていかれる。むしろ、その情報が報道を介して世に「追徴話」として出るのは圧倒的少数。何故、一部の会社だけが、スッパ抜かれるかといえば、時勢において当局から、それなりの思惑がある会社・業界であるから。税務調査を受けた経験のある人間は「ああ、あの会社(業界)はいじめられたな」と誰も認識する話でもある。つまり、追徴金より、追徴話が世に出るの方が、よっぽど企業側にとっては手痛い話。やはりペンは剣より強いという事だ。
5月にシンガポールで行われた"シンガポール航空カップ(国際G1)で、日本のコスモバルクが制し話題となった。国内で幾度となく苛酷の条件下で走り続けながらも達成できなかったた同馬が海外の地で、悲願のG1制覇。一生懸命走っている事を知っている競馬ファンは、感慨もひとしおだったに違いない。

コスモバルクがG1制覇したのはめでたい話だが、問題はその後。これも話題になったのだが、シンガポールからの出国検疫に際して、ウマピロプラズマ病の陽性反応が出て、シンガポールに足止めとなった。これに各新聞は過剰な反応を示し、確認できるだけで、スポニチ「現地で処分される可能性もある」未確認では読売新聞も同じような報道をしたとか。ところが、後々知った話ではあるが、ウマピロプラズマ病は、日本でもシンガポールでも発症例がなく、また同レースに出走した各国の馬も全部、陰性で帰国している。何故かコスモバルクだけ、陽性反応という事。顛末とは、二次検査として検体(血液)を英国に持ち込み、検査の結果「陽性ではない反応」という事で、無事帰国できたとのこと。

理屈で考えても、まったく無の状態のところから、病気が発症するというのは、考えられない訳で、これがいきなり「処分される可能性もある」と報じられるのは、メディア側の報道姿勢に問題があるといわざるおえない。

やはり「ペンは剣より強い」という事か。実際に世に出てしまったニュースは、中々、訂正が効き難い。報道取り巻く環境を考えた時、特にスポーツをはじめとする娯楽全般の場合、全て「裏」をとって報道する事が少ないのではないかと感じる。とれなれば当然、書く記者なり、新聞社の意向なりの憶測がデコレーションされる分だけ、真実の純度が下がる。純度が下がるだけならよいが、コスモバルクのようにデコレーションの方が、先走るケースも少ないない。これを念頭においた場合、メディアが発する情報は、ある程度、マユゲにツバを付けて読んだ方がよいのではないかと最近思う。

夏休み

2006年8月9日 日常
子供の頃は、夏休みというと無駄にテンションが高くなり、あるかないかは別にして「毎日が楽しんだ」という風に思っていたような気がする。今、ある程度の大人になって、はて、どうだったか?といえば、具体的に「これがとっても楽しかった」という記憶はなく、あるのは近くのプールに行ったとか、友達と遊んだとか、激烈に変わったしたという記憶はない。よって「楽しんだ」というのは、学校に行かなくてよいというのが、一番ではないかと思う。

働き出すと学生時代のように、夢のような長期の夏休みはない。調べた訳ではないが、平均ぜいぜい1週間くらいが、普通のサラリーマンの夏休みだろう。

 ただ、さりとて、何をするか。

実は昔も今も、日数の違いはあれど、余り考えることは代わりはない。と考えると結構、悲しい夏休みのような気がしてきた。
なんかすごかったらしいですな。んで、このバウトで株を上げたのがガッツ石松氏らしい。なんでも、やくみつるの行き過ぎた発言を抑制したり堂々と亀田父と渡りあったりと大活躍との事。

それにしても、どうでもいいっちゃ、どうでもいい話だが、これが全てアングルだったらWWEより分かりやすいかもな。

TBSも『実は亀田選手はファイトクラブの出身でした』くらい言い始めて竹原氏と肩組んでいる写真でも出てきたら、最高なんだが。

漢字

2006年8月7日 日常
朝鮮日報の社説より。

韓国の最近新入社員の採用試験で、漢字能力を重視する企業が増えきたそうだ。日本人からみれば、漢字は、中国から朝鮮半島を渡って、日本に伝来されたのだから、韓国・北朝鮮の人々も、普通に漢字を使っているのだろうと思われたが、なんでも韓国ではここ数十年間、政府の政策が「漢字混用」と「ハングル専用」の間で揺れ、漢字は嫌われ者となり、自分の名前を漢字で書けない韓国人もいるという。確かにソウルに行った時に思ったのだが、ハングルと片仮名・平仮名は、そこいらじゅうのポップで見られるが、確かに漢字は、割合としては、少なかったように思える。では、韓国の企業が、何故、漢字なのか?というと、昨今の韓国の輸出市場は中国、台湾、シンガポールなどの中華圏と日本が占める割合は40%以上にもなるという。となれば、スキルとして漢字を読める学生を企業が採用したがるのは、当然といえば当然。

社説によれば、

韓国語の51万に及ぶ語彙のうち70%にあたる35万2000余りが純粋な漢語もしくは漢字を含む言葉だ。漢語の正確な知識がなければ、韓国語もまともに理解することもできない。漢字を無理に排除すれば韓国語の豊かな発展をかえって阻害することになる。

との事。これは外来語・外国語が氾濫している日本語にもそっくり当てはまることだと思う。ちなみに前出の『語彙』を『ボキャブラリー』と言う方が圧倒的に多いし『語彙』を読めない人も普通にいるのではないかな。

彼女の彼

2006年8月6日 日常
夏といえば、なんとなく渡辺美里の『彼女の彼』(1988年発売ribbonより)が思い浮かぶ。でも、眩しすぎて泣きたくはならないな。

眩しいといえば昨日の東京ドームの試合前に『まぶしい草野球』が流れる。ユーミンの曲の属性として『その他』に含まれるくらいの珍しい曲。プロ野球ニュース・オフ企画『バットマンが行く』でも流れていたのをついでに思いだす。

ふと、思う

2006年8月5日 日常
前にどっかに書いたが、よくよく考えるとプロ野球のファンというのは不思議である。例えば、草野球が好きな人が、自分で実際にプレイして勝ったり、負けたりしても、その後は、「楽しかったね」でだいたい話が終わるのだが、プロ野球の場合、自分がプレイしていない(当事者ではない)にも関わらず、やれ、あそこで打たないあいつが悪い、あの采配が悪いと、自分がプレイしている何倍も一喜一憂したり批評したりする。もちろん、それが悪いという訳ではないのだが、ふと考えると、結構、不思議な話。

ただ、この不思議な現象こそが、プロ野球という興行を成り立たせているガソリンであることは間違いない。

ランダエタ

2006年8月4日 日常
2日のWBAの世界戦はスタジアムに行っていたので、観られなかったが、帰ってダイジェスト、あるいは報道によれば、アングルか思われるような判定だったとか。

正直、全部観ていないので何ともいえないのだが、まあ、結果云々より普段、ボクシングなんて観ない人たちが、観戦したようだし日本ボクシング協会としては、良かったのではないか?

で、中継をしたTBSに抗議した人が約4万件、ベネズエラの日本大使館へランダエタ選手宛に約1000件の謝罪と激励メールが届いたとか。

んー、『勝ちは勝ちだ!』と言わない、判官贔屓的感情を誰かに訴えたいあたりが、思いっきり日本人っぽい。

甲子園

2006年8月3日 日常
そろそろ、夏の甲子園がはじまる。「野球人気がなんちやらかんちゃら」と言われているが、なんだかんだと言って、日本人は高校野球が好きである。この時期、そこそこの年齢の方の家にお邪魔したり、あるいは郵便局や市役所といった公的な場所に設置してあるテレビで放映されているのも高校野球。

何日か前のロイター(だったかな?)のニュースで見たのだが、アメリカの放送局が、奈良と和歌山(うる覚え)のあるチームを予選からずっと追っかけて取材したという記事を読んだ。高校野球は戦前からあったものだし、現代の日本人からしてみれば、予選を勝ち上がって甲子園で全国大会があってというは、極めて普通のことであるが、あくまで予想ではあるが、諸外国の方々にとっては、予選から10何連勝以上しなければ優勝できないシステムがどう写るのか。全国制覇するという前提で「全部勝つ」というシステムはシンプルではあるが、ただの1回も負けてはならないというのは、かなり無茶な話ではないかと今さらながらに思う。

話は変わるが、以前、須田鷹雄氏が競馬の三冠馬について、

 日本人は、自分にとってベストではないものに
 わざわざ挑んで、それに乗り越えることに惹かれる

といったことがある。「ひたむきな努力」とか「さわやか」くらいに新聞紙面には出てくるが、実は、高校野球大好き日本人は、まさにこれの典型。もちろん、このシステムが悪いという話ではないし、恐らく、このシステムを変えようとする事は未来永劫できないのではないかとも思う。
7/27の朝日新聞より。消費者金融の利用者が1600万人で、4社以上から借りている多重債務者は約356万人。平均残高は約200万円で、3割以上が滞っているとの事。

4月のアイフルの一件で、消費者金融は邪悪で、法外な金利をむさぼっている的に書かれていて、さらに「アイフルのチワワは企業実態からかけ離れているので、即刻やめろ」といった趣旨のことまで言われ、業界は叩きのめされている。これを機に、上限金利の引き下げ、出資法と利息制限法の「みなし弁済」いわゆるグレーゾーンの撤廃の議論に拍車がかかった。現在、有識者懇談会で、ダラダラ議論しているところだが、仮に法的に上限金利が下がるとどうなるか。

・金利が下がれば、審査が厳しくなる
・審査が厳しくなると、闇に走る。
・闇に走れば、消費者金融どころの話ではない

有識者懇談会で、ここまでは議論しているかどうか分からないが、いずれにしても間違いなく金利は下がるだろう。多重債務者約356万人のうち、どれくらいの人が闇に走るか分からないが、間違いなく今より劣悪なことになるのは間違いない。消費者金融の金利は、目分量で高いとは思う。常識的に借りるような金利でないことは業界人としても分かる。ただし、借りる人に対して、決してだまして貸し付けている訳ではない。契約書にだって謳っているのだし、それで返せなくなったら「金利が高い!こんなものは返さなくていいはずだ!」と騒ぎ立てるというのは、明らかに筋が違う。金利に文句があるなら、借りなければいい。このあたりの議論は、どっか蹴っ飛ばしているというのは、どうであろうか。

ちなみに借りている人は、金利が下がろうと上がろうと、リボルディングで借りている人は期間が短くなるだけで関係ないケースが多い。従って金利に関係なく、返さない奴は返さないという事。有識者懇談会も結構だが「消費者金融のおかげで助かった」という人と「消費者金融のおかげでエライ目にあった」という人も含めて議論すべきだと思う。これで変な結論に達し、中小の消費者金融を根絶やしにするようなことになったら業界も困るが、借りる人達は、それ以上に困るという事は誰も発想としていない。一番の問題ではないかと思う。

中日戦初勝利

2006年8月1日 日常
最後はバタついたとはいえ、ようやく中日戦今期初勝利。交流戦やら雨で流れた試合が多かったとはいえ、8月に入って初勝利というのはどうよ。で、それはともかくとして、今日のラインナップを見て、佐伯だ吉村だ種田がいなくても、見慣れてきたという感があるし、また、2年後くらいは「ああ、ファースト吉村。いつも通りね」という事があるのではないか。守備がなんだかんだと言われているけど、全部を解消するのは土台無理なのだから、何か1つ特徴があれば使うというのはアリではないかと思う。若手が育たないというけど、ファームから上がって来て、代打で使って成功、スタメンで爆発、レギュラー確保などいう選手なんて、ここ数年で考えても、金城くらいしか思いつかないことを考えれば、吉村、内川あたりの4〜6年くらいの選手が、昨今、普通に見慣れたラインナップにいるという事は、野手のポジションは8つしかない訳で時間はかかったにせよ、まずまずはないかな。だいたいファームでガンガン打ちまくって、1軍ではトホホの藤島系の選手なんて、ゴロゴロいるのだし。

負けたり、勝ったり、負けたり、負けたりしているベイスターズも、今年は再来年くらいを目標に、今年(若しくは来年も)はトライアルのシーズンとして思い、ガチで優勝争いをするようなことがあれば「今思えば、2006年からだよね」といえるようになれば、それでいいような気がしてきた。

イベントゲーム

2006年7月31日 日常
土・日の追浜の試合は、北斗の拳ゲーム、湘南物産展ゲームとイベントゲームとなった。ファームの興行は1軍に比べて機動性・柔軟性がある。イベントゲームは、成功・失敗の有無を問わず、試みとしてだけでも実施の価値がある。そもそも湘南シーレックスは、横浜ベイスターズとの差別化を図る目的で作られたが、一方で、これらイベントゲームのテストケースとして目的の1つとして掲げられている。とするれば、イベントゲームを実施することは、普段、野球に興味がない人が、球場に来る可能性があるビジネスチャンスでもあり、地元団体との関係を築くという点においてもデメリットはないと考えられる。

イースタンリーグの試合は、横須賀のほか、浦和、鎌ケ谷、戸田、よみうりランド、西武第二、天童の各球場で実施されているが、湘南シーレックスほどファームの集客に注力しているチームはない。場所によっては「ファームとはいえ、本当にプロがゲームをするのか?」という球場もある。それらが、ひとくくりになってリーグ戦をやっているのも面白い。

そんな楽しい環境で「選手が湘南から脱却して横浜に行くのか?」という問題はあるが、何より観客を集め、新たな違う価値を作り出し、新しい顧客を開拓、時間をかけて、ファンを1人でも多く球場へ足を運ばせるという事は、現在プロ野球における最大の問題であると考えられる。その上で、特に若い選手は湘南から横浜を目指すというのが理想的。そして新たに横須賀に来るようになったファンが、選手と供に横浜スタジアムに足を運ぶというのが、時間はかかるがファンを増やす大事な事ではないかと思う。。湘南シーレックスという土壌は興行育成の場という事が、2つのイベントゲームを見て実感した。
英国アスコット競馬場
キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス(G1)

1着:ハリケーンラン
2着:エレクトロキューショニスト
3着:ハーツクライ

直線で一旦、先頭に立つも最後の1ハロンで失速。ハリケーンランは世界で一番強い競馬を証明したと言ったところか。目分量で3着といっても勝ち馬から1馬身程度。解説の合田氏の評価では、今年、世界で行われたレースの中でベストレースとの事。しかし、またしてもエレクトロキューショニストに先着を許したのは残念。

やはり欧州馬はタフである。一旦、先頭に立たれたハーツクライを差し返す根性は日本の馬では中々ありえない。これが世界の強さかと実感する。

30円

2006年7月29日 日常
携帯電話で目が覚める。相手先を見ると「非通知」だったのでどうしようかと思ったのだが、目覚めのいい加減さでとることとする。

 もしもし、こちらJR東日本お客様相談室ですが、
 かれい様(仮名)の携帯でしょうか?

決め打ちの電話。振込み詐欺系の電話ではない。話を聞くと

 2004年11月3日、Suicaで神田から藤沢までご利用され、
 ご精算されておりますが、その際30円多く
 徴収してしまいました。申し訳ございません。

ちょっと前にJR東日本の過徴収のニュースは見た覚えがあるが、よもや自分も関係しようとは。それにしても30円多く徴収していたらしいが、返金をどうするのか?といえば、振込むので口座番号を教えてくれとの事。30円ぽっちで振込みというは、いかがなものか。どこかの駅でチャージしてくれればいいよと言ったところ「駅と時間を指定してください」という事で、面倒なのでやめて口座番号を教えることとした。こういった話は、例え30円でも「いらない」と言った方が、相手が面倒なことになる。きっちりもらうことの方がオペレーションマニュアルにされているのだから、相手の話に乗ってやることする。

これがSuicaの威力というべきか、2年前の乗車履歴もばっちり分かり、過徴収分を返してくるという。いうなれば、たかだか30円の話だが、日本の企業っぽいなというのを目覚めに実感する。それと同時にSuicaなんだから、精算機に突っ込んだ瞬間に自動的に30円返金するくらいのシステムを構築できそうだが、システム開発費と振込料+オペレーターの給与を比べた場合、後者の方が低コストという事なんだろうな。

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